
8月3日、全日本プロレス大田区大会。身長2m13cmのタロースとのシングル対決を制した綾部蓮はバックステージで固い握手を交わした。6月18日後楽園で若手ユニット“ELPIDA”が解散し、その動向に注目が集まっていた綾部は北斗軍を脱退したタロースと2m越えの“超高層コンビ”を結成。「自分よりデカいやつと戦うことがプロレスラーになってから一回もなかったからワクワクしている」と胸の内を明かした。新たなタッグパートナーであるタロースとのコンビ結成を経て、綾部蓮は8月24日からスタートする「王道トーナメント」で2連覇を目指す。(取材・文/大楽聡詞)
目次
約1年の活動に幕を下ろしたELPIDA

――昨年5.29後楽園で結成したELPIDAが、今年6.18後楽園で解散しました。
綾部:ELPIDAは若手4人のユニットで全日本プロレスでは役割を果たしたと感じています。タッグは本田竜輝と組むことが多かった。
綾部蓮CC2年連続2度目の出場「CC2025も制し秋春連覇を狙う!」
世界最強タッグは決勝トーナメント準決勝で斉藤ブラザーズに敗れてしまった。本田とベルトを獲得したことはなかったけど、今年3月の沖縄で斉藤ブラザーズに直接勝利して徐々に手応えを感じていました。
ただチャンピオンカーニバルが始まり、ELPIDAの安齊勇馬と本田、そして僕が同じBブロックに出場。彼らと戦った時、一緒に組むこと以上に「対角で戦うこと」の方が楽しいと思ったんですよ。
このまま組んでいたら世界タッグ王座も視野に入っていたし、安齊とHAYATOはアジアタッグ王座を獲得したり結果は出ていました。ユニットの活動を継続しても良かったけど、「戦う方が楽しい!」と1度感じてしまった気持ちに嘘はつけないですね。