DeNA・藤浪晋太郎 相手スタメンが全員左打者で「勝手に嫌がる分には好きなだけ嫌がってください」と集中も、中日首脳陣は不安と憤りも露に

“左打者9人”のオーダーに藤浪本人がコメントしさらに反響が起きている(写真はイメージ)

DeNAの藤浪晋太郎投手が17日の中日戦(バンテリン)で先発。3年ぶりとなった日本球界の一軍マウンドは5回1失点だった。

DeNA・藤浪晋太郎が17日の中日戦に先発! 

ただ、試合前から波紋を呼んだ。というのも対戦相手となった中日のスタメンは全員左打者。主軸を担う細川成也やチェイビスも先発から外すオーダーで臨んでいた。

この原因はかねてから起こっていた藤浪の右打者への投球。抜けた球といえども140km/h台後半の球が右打者への頭部付近や背中に何度も直撃しており、異なる意味で“脅威”となっていた。

それは、米球界挑戦を経て7月にDeNA加入後も改善されたわけではなかった。

一軍昇格前最後となった6日の巨人戦(横須賀)で7四死球を出し、阪神時代から見られていた抜け球による死球が2度あるなど不安が露呈されていた。

中日の松中信彦・打撃統括コーチはオーダーの意図について言及。上述のファームの試合を映像で見たと明かし、故障離脱はもちろんのこと、踏み込めないことなどから打撃が崩れる可能性を危惧してのものだと示した。

井上一樹監督も「怪我人は出したくないし、癪に障るけどベストオーダーでは臨めない」と、憤りも見せながら試合後にコメントしていた。

一方、藤浪本人は「勝手に嫌がってくれる分には好きなだけ嫌がってくださいという感じ」と発言。

他球団の一部ファンから「苦手だから並べたわけじゃない」・「自分の投げた球で選手生命に関わる事故を引き起こしかねないのに…」などとSNSなどでトレンド入りするなど、批判の声が多く寄せられた。

今回は不動の4番である細川もスタメンで起用できないこともあり、「こんなの興業として成り立たないのでは」「こんなことでプロ同士のベストオーダーで真剣勝負ができないのか」といった意見も噴出した。

今回好投したことから、次回は翌週末巨人戦(東京ドーム)で登板が見込まれている。

井上監督が「他の監督さんもそうするのではないかと思う」と語った“対藤浪”のオーダー。次回巨人戦ではどのような打順が組まれるのか、「岡本(和真)は外すべき」など早くもファンの間でも予想が立てられている。

記事/まるスポ編集部

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