
8月7日、後楽園ホールで開催された「G1 CLIMAX 35」において、IWGP世界ヘビー級王者であり前年度G1覇者のザック・セイバーJr.とハートリー・ジャクソン(TMDK)が、ドリラ・モロニーと石森太二(BC WAR DOGS)とタッグマッチで激突した。
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翌8日の横浜大会で直接対決が控えるザック(5勝2敗=10点)とモロニー(4勝3敗=8点)は、試合を通じて一進一退の攻防を繰り広げた。TMDKはスムーズなスイッチワークで試合を優位に進め、石森を捕らえる展開が目立った。体格差からジャクソンが石森を圧倒する場面も見られた。

終盤、ザックのエルボースマッシュをモロニーがブレーンバスターで切り返したが、石森が仕掛けた外道クラッチをザックが切り返し、最後はヨーロピアンクラッチで3カウントを奪取した。これにより、前哨戦はザックが勝利を収めた。
試合後、結果に納得がいかないモロニーはザックのIWGP世界ヘビー級ベルトを踏みつけ挑発。これに対し、ザックは怒りを露わにし、モロニーにベルトを見せつける形で応酬した。

バックステージでザックは、「俺はダン・モロニーを13歳の頃から知っている。アイツは俺のトレーニングセンターにいた。俺が日本に戻っていた間、アイツがイギリスのプロレスを背負っていたが、今は二人とも新日本にいる。そして、俺がIWGP世界ヘビー級チャンピオンだ!」とコメントした。
一方モロニーは、「お前のベルトのことは心配しなくていい。大丈夫。当分の間はどこにもいかないさ。しかし、それは俺がお前から奪う2番目のものになる。1番目は2点だ。お前は世界一の技巧派レスラーだからな」と語り、横浜での直接対決への意気込みを示した。
記事/まるスポ編集部