
プロレスリングA-TEAMは8月7日、所属レスラーの橋本友彦さんが8月5日午前7時55分に肝臓がんのため、都内の病院で亡くなったことを発表しました。47歳でした。
DDTなどで活躍、総合格闘技でも激闘
奈良県出身の橋本さんは、柔道を経て2000年4月にプロレスデビュー。2002年にはDDTに入団し、髙木三四郎選手らとKO-Dタッグ王座を3度戴冠しました。
プロレスと並行して総合格闘技にも挑戦し、2003年の「INKOKI BOM-BA-YE 2003」では、UFCの元王者であるアリスター・オーフレイム選手と対戦。激闘を繰り広げました。
DDT退団後は、自身のプロデュース興行「TEAM MAKEHEN」を主宰し、紫雷イオ選手(現イヨ・スカイ選手)らを発掘、育成。その後、アパッチプロレスを経て、2017年2月にプロレスリングA-TEAMを旗揚げしました。
治療中に復帰も、再びがんが発覚
橋本さんは昨年2月に体調の異変を感じ、精密検査の結果、9月9日に肝臓がんステージ2と告知されました。
昨年11月に治療を受け、一度はがんが消えたこともありましたが、今年5月の定期検査でがんが再発。別の病院でも診断は変わらず、医師から「西洋医学での治療は困難」と宣告されました。
しかし、橋本さんは東洋医学や食事療法などで治療を続けることを決断。治療に専念するため、プロレス活動の休業を決意し、6月22日の千葉大会で「必ずどんな形であれ、もう一回戻ってきます!」とファンに復帰を約束したばかりでした。
団体は橋本さんの高額な医療費を支援するため、「橋本友彦AID大会」を8月24日に開催することを決定。多くのプロレスラーが参加を表明する中で、突然の訃報となりました。
通夜は8月9日午後6時より、告別式は8月10日午前11時より、シティホール西葛西(東京都江戸川区西葛西3-4-23)で執り行われます。喪主は妻の橋本美穂さん。故人の遺志と家族の意向により、誰でも参列可能とのことです。