【新日本G1】上村優也と大岩陵平が初対決!札止めの後楽園を沸かせた新時代の技術戦

次世代の新日本プロレスを担う上村優也と大岩陵平の初体験は上村に軍配が上がった

8月7日、新日本プロレス『G1クライマックス35』後楽園ホール大会が開催。満員札止めの熱気に包まれた会場で、セミファイナルのAブロック公式戦・上村優也vs大岩陵平の初シングルが行われた。

EVILが卑劣な反則勝利!”白い粉”とH.O.Tの介入で大岩陵平を制圧

“クラシカルな技術派”として共通点の多い二人。この一戦を前に大岩は、かねてより闘いたい相手として上村の名前を挙げ「リズムだったり、技術で闘ってたりと似てる部分がある」と、強い意欲を見せていた。

2021年8月デビューの大岩陵平(左)と大岩陵平(右)

試合はゴングとともに場内から両者へのコールが飛び交う中、手四つからタックル、リストの取り合いとクラシカルな攻防を展開。互いのアームドラッグが激しく交錯し、序盤は大岩がキックやヘッドロックでリードを握る。

中盤、大岩のグラウンドでの締め上げに苦しんだ上村だったが、フライングクロスボディやブルドッキングヘッドロックで応戦。両者の読み合いは白熱し、ラリアット、延髄斬り、ジャーマンと技の応酬が止まらない。

試合終盤、大岩はフライングボディプレスからスリーパー、さらには必殺のTHE GRIPへ。だが上村は寸前で切り返し、渾身のカンヌキスープレックスホールドを炸裂。注目の激戦を制し大会成績を5勝3敗とのばした。

最後は上村のカンヌキスープレックスが決まり勝負あり!

試合後、上村は「時代によってレスリングのスタイルは変わるけど、俺はもう転換期が来てると思ってる。今日みたいな(試合の)スタイルが、新日本プロレスの軸になっていく。“Heat Storm”上村優也の時代が来ると思ってます!」と堂々と語った。

敗れた大岩も「今日の俺と上村優也の試合は、これからの新日本プロレスの一つのブランドになったんじゃないか?」と語り、「二人のシングルマッチが新しいブランドとなって、新日本プロレスのリングを作り上げていく!」と力強く言い放った。

真っ向から技をぶつけ合った初の一騎打ちは、次世代の新日本を担う二人の存在感を強く印象づけるものとなった。

記事/ミライカ

1 2

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次