
昨季まで中日で9年間プレーし、今月DeNAに入団したビシエド内野手が今日のヤクルト戦(横浜)から一軍に合流する。
日本球界復帰が濃厚の藤浪晋太郎 DeNA入団となれば、“日本一連覇”のピースになる可能性も
チームはリーグ戦再開後の阪神戦(甲子園)では守備の乱れなどもあり連敗し、自力優勝が消滅した。
一方ビシエドは中日を退団後の今季メキシカンリーグでプレー。調整のために出場したイースタン・リーグの試合では1試合2併殺打を記録するなど2試合でまだ快音は出ていない。
それでも首脳陣は起爆剤として、首位打者1回・ゴールデングラブ賞2回を獲得した実績のある36歳に期待をかける。
では、どこでその出番が訪れるのか。ファンや評論家の間でも議論されているのが起用法である。
一塁の開幕スタメンは昨季首位打者のオースティンだったが、故障で二軍調整中。離脱後は佐野、さらに同じく今月復帰したフォードが直近では守るなど飽和状態にある。
ビシエドの起用については、球団OBでもある高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで私見を述べた。
「代打だろうな。でも右左で先発を変えるとなっても、フォードが左(投手)のが打ってる。なので右に出す。ただ、守備固めに入る時には入るかもしれない」
また、かねてから指摘されているのがビシエドの弱点。立浪和義前監督も内角に弱点があることを公言していたことから、他球団のみならずファンにとっても周知の事実となってしまっている。
その点についても高木氏はフォローを交えながら以下のように語った。
「(巨人の)山﨑伊織や赤星のようにインサイドを投げられる投手が増えているし、球も速くなっているから厳しいかも分からない。でも間違えるのも人間だから、そこをコンタクトしていけば可能性はある」
牧、宮﨑に加えて右の強打者が加わったDeNAは、オースティンが今週中にファームで実践復帰する見込み。ビシエドは日本人選手扱いであるが、助っ人選手による一塁手争いがさらに加熱しようとしている。
記事/まるスポ編集部