通算6本塁打→24本塁打! 環境激変で才能開花した男たち
細川成也
現役ドラフトと聞いて真っ先に思い浮かぶ選手が現在中日でプレーする細川成也。DeNAでは6年間で通算本塁打は6本だったが、第1回現役ドラフトで中日に移籍後はその素質がすぐに開花。
ソフトバンク・19年ドラ1の佐藤直樹が現役ドラフトで放出 自己最多の104試合出場でキャリアハイも新天地の楽天へ
1年目に打率.253・24本塁打・78打点と主軸の座を射止め、オールスターにも出場。2年目の昨季は.292・23本・67打点でベストナインを獲得した。
今季も108試合に出場ながら3年連続となる20本塁打をマークし、その地位を確立している。
大竹耕太郎
こちらも第1回現役ドラフトでソフトバンクから阪神へ移籍。早大からソフトバンクに17年育成ドラフト4位で入団し、ルーキーイヤーの2018年に支配下へと登録された。
しかし、2年目の5勝が当時自己最高で、21・22年と共に1軍では2試合登板で共に無勝利に終わり、現役ドラフトで移籍した。
阪神移籍後は23年に12勝を挙げチームの日本一に貢献、翌年も11勝と2年連続の2桁勝利をマーク。今季も9勝4敗・防御率2.85の成績を挙げ、3年間で32勝・2度リーグ優勝の原動力となっている。
水谷瞬
18年ドラフト5位でソフトバンクに入団。在籍5年間では1軍出場すらないまま、23年の第2回現役ドラフトで日本ハムへと移籍。
するとすぐに頭角を現した。
交流戦で史上最高打率となる.438をマークし首位打者・MVPに輝くと、オールスター出場を果たす。シーズンでは打率.287、9本塁打・39打点の成績で、今季開幕前には侍ジャパンにも選出された。
今季も打率.277・12本塁打・41打点と、出場試合数が10試合少ないながらも本塁打と打点は前年を上回った。
田中瑛斗
昨年の現役ドラフトで日本ハムから巨人へと移籍。在籍7年間で1軍登板は通算10試合で1勝4敗だったが、巨人では貴重な右のリリーフとして台頭。
62試合で1勝3敗36ホールド、防御率2.13と年間通じて好投を見せた。圧巻は5月22日の阪神戦(甲子園)で2-2の8回無死満塁の場面で登板すると、3番・森下翔太を三ゴロ併殺、続く大山悠輔を空振三振と見事な火消しを披露した。
編集/まるスポ編集部
