
7月29日、マリーゴールド新宿FACEで「Marigold Burning Desire 2025」が開催され、スーパーフライ級王者・岩谷麻優と挑戦者・山中絵里奈が対戦した。
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岩谷は5月1日にマリーゴールドへ入団し、同月24日の代々木大会でビクトリア弓月を下し第3代スーパーフライ王者となった。6月5日には松井珠紗(ダークネス・レボリューション)を相手に初防衛に成功しており、この日が2度目の防衛戦。

一方の山中は、2019年8月にベストボディ・ジャパンプロレス(BBW)でリングデビューを果たした。2024年8月には、先月引退した長谷川美子(東京女子プロレス)とBBW女子タッグ王座を獲得。
試合は、山中がブロンコバスターから場外へのダイビング・ボディアタックを繰り出すなど攻勢に出た。リングに戻った岩谷もトラースキックからムーンサルト・プレスを放つが、山中がかわして自爆を誘う。
山中は岩谷のドラゴンスープレックスをサムソンクラッチで返すもカウント2。粘りを見せた山中だったが、最後は岩谷のムーンサルト・プレスが決まり、3カウントを奪取。王者・岩谷は2度目の防衛に成功した。

試合後、岩谷は山中を労い「絵里奈、正直ナメてました。あなたの技を受けてスンナリ勝っちゃおうと思っていたけど、危うく負けそうでした。山中絵里奈、面白いね。これから何回でも挑戦してください」と語った。
その後、岩谷は「私事の話をしますが、一昨日大好きなお父さんが亡くなりました。ずっと病気をしていて、車いす生活で家族のことも忘れて20年間、長い闘病生活を送っていて、今までプロレスラーとしての娘の姿を見せることができませんでした。でも今日、初めてこの会場のどこかでパパが見てくれたような気がします」と涙ながらに告白。
最後に「パパありがとう。大好きでした。これからも娘はこのリングとともに成長していきます。パパも今日来てくれたお客さんも配信を見てくれた皆さんも、これから一緒に成長を見守ってもらえたらなと思います」と語り、新宿大会を締めくくった。
8月2日に開幕する「DREAM*STAR GP2025」に、女子プロレス界のアイコンが特別な想いを胸に挑む。
<インフォメーション>
8月2日(土) エディオンアリーナ第2競技場で「MARIGOLD DREAM*STAR GP2025が開幕。詳細はマリーゴールド公式ウェブサイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
記事/まるスポ編集部