棚橋弘至インタビュー:社長兼レスラーとしての激動の日々――ファイナルロードと新日本プロレスの未来(後編)

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棚橋は「より幅広い層に届くプロレスを発信するべきだ」と語る

新世代のスター作りとメディア戦略

──新日本プロレスの「ストロングスタイル」や強さへの向き合いは?

棚橋:リング上が面白ければ、それが新日本の強さ。ウルフ アロンやボルチンの加入で道場のレベルは上がってるけど、強さより観客が楽しめる試合が大事なんです。

今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』KUSHIDA VS 藤田のレスリングの攻防がありましたけど、ストロングスタイルやレスリングの攻防はあくまでもマイノリティに向けたものかなと。我々はより幅広い層に届くプロレスを発信するべきだと考えています。

──新世代をどうスターに押し上げますか?

棚橋:チャンスは自分で勝ち取るものなんです。社長として会場でファンの反応を見て、誰が来てるかを肌で感じているのか、ビッグマッチでは空気感をチェックしてますよ。

新日本はアミューズと連携しているので、メディア露出は選手の希望次第かなと思います。

真壁(刀義)さんや本間(朋晃)さんの芸能活動も、新日本の魅力を広げているので、トップ選手がメディアで輝けば、プロレスがもっと多くの人に届くよ。

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