
6月10日、新宿FACEで大鷲透自主興行「ルチャンコ・パーティー」が超満員の中で開催された。2000年9月2日にデビューし、ドラゴンゲートやDDTを中心に活躍してきた大鷲。
2023年には自身の頸椎損傷をきっかけに、負傷欠場選手支援のための「やまいきフリーマーケット」を設立した。
昨年2月の「ルチャンコ・スペシャル」で「プロレス専業をあと1年」と発表していた大鷲。実家のちゃんこ屋を支えながら兼業レスラーへと進む。
一区切りとなる今回の「ルチャンコ・パーティー」には、各団体や「やまいきフリマ」を通じて大鷲と深く関わってきた選手らが集結した。
ヒールユニット対決!ディザスターボックス vs 悪冠一色

メインイベントでは、大鷲が過去に所属していたユニット同士が激突する8人タッグマッチが実現した。DDTで大鷲に「存在理由ができた」きっかけのヒールユニット「ディザスターボックス」。
HARASHIMA、上野勇希、平田一喜、そしてセコンドに吉村直巳がついて今夜限りの復活を果たす。
対するは、T2P時代に結成され、様々な団体への参戦きっかけとなり“今の大鷲”を作り上げた原点であるヒールユニット「悪冠一色」。近藤修司、“brother” YASSHI、菅原拓也、髙木省吾が参戦。豪華な顔合わせとなった。
試合は大鷲と菅原のロックアップでスタート。めまぐるしく選手が入れ替わり、スピーディーに試合が進んでいく。平田と髙木はプロレスのリングで手刀とボクシングの対決という異色の攻防。
自身の活躍を見せたい平田は、上野のダイビング・ボディプレスをカット。しかし、悪冠一色から一斉攻撃を受ける。なぜかディザスターボックス勢とセコンドの吉村までが加勢に回り、平田をボコボコに。
大鷲がYASSHIに渾身のランニング・ノド輪落としを見舞うと、会場からは大歓声。カウント2で返されたものの、最後は豪快なパワーボムを炸裂させて3カウントを奪取。