壮麗亜美を倒し、12.29両国で小波(左)のワンダー王座に挑戦する飯田沙耶(右)
8日、東京・後楽園ホールで開催されたスターダム「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Dec.」のメインイベントで、ワンダー・オブ・スターダム選手権の次期挑戦者決定戦が行われ、飯田沙耶(STARS)が壮麗亜美(God’s Eye)を破り、挑戦権を獲得。飯田は12月29日の両国国技館大会で、現王者の小波(H.A.T.E.)が保持する”白いベルト”に挑む。
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飯田は11月22日に師匠であるジャングル叫女のデビュー10周年記念イベントで一騎打ちを行い、試合後、「飯田の持つベルトに挑戦させてほしい」と熱い言葉をかけられた。師匠との約束を果たすためにもワンダー王座奪取を誓う。
一方、壮麗は今年4月の長期欠場からの復帰後、精力的に活動。壮麗の欠場中に、かつて同じユニット(God’s Eye)であった小波が造反し大江戸隊に電撃移籍。その小波と対戦するため、挑戦権獲得は譲れない戦いだ。

「イイダコール」と「アミコール」が交差する中、試合はパワーファイター同士による激しい肉弾戦。チョップの打ち合いで火花を散らすと、壮麗はエプロンでブレーンバスター、飯田は場外へ転落。ここでもチョップ合戦。
壮麗はアルゼンチン・バックブリーカーを決め、さらにスライディングラリアットと飯田を追い込む。だが飯田もマッケンローから流れを変え、ドラゴンスリーパーで壮麗を締め上げる。

終盤、壮麗が必殺の”雷の如く”を狙うが、飯田はこれを着地して回避。そして、左腕のサポーターを外して放った渾身のラリアット、最後は垂直落下式ブレーンバスターを完璧に決め、3カウントを奪取。飯田が壮麗からシングルマッチで初の勝利をもぎ取り、ワンダー王座挑戦権を手にした。
試合後、飯田はマイクで「勝ったぞー壮麗亜美にようやく勝てた。お前からやっと1勝なんだ。てめえ強すぎなんだよ!」と、激闘を繰り広げた壮麗を称賛。

敗れた壮麗も「飯田が白いベルトを巻いてくるって信じてるから」とエールを送った。
そこに現れたのは、現ワンダー王者の小波。白いベルトを携えリングインした小波は、「私が年末の両国で、白いベルトを懸けてお前と遊んでやるよ。新しいゲームの始まりだ。飯田、ジ・エンド」と挑戦者を挑発し、飯田をベルトで殴りつけ、不敵な笑みを浮かべながら退場した。
師匠との約束、そしてベルトへの執念を胸に、飯田沙耶が迎える大一番。12.29両国国技館大会でのワンダー・オブ・スターダム選手権は、因縁とドラマが交錯する注目のタイトルマッチとなる。
編集/まるスポ編集部
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