
2024年4月に膝の負傷で長期欠場。今年2月23日後楽園ホールに姿を見せると、KANONを襲撃してDAMNATION T.Aに加入、ヒールターンした岡谷英樹。5月6日に開幕したKING OF DDT 2025では、1回戦でTo-y、2回戦でHARASHIMAを破りKING OF DDT初の準決勝進出を果たした。そして準決勝の対戦相手は“元DAMNATION T.A”のKANONだ。(取材・文/大楽聡詞)

――昨年4月7日の試合を最後に欠場、今年4月6日後楽園で復帰しました。約1年ぶりの試合はいかがでしたか?
岡谷:見てわかる通り、DAMNATION T.Aに入り戦い方を変えたからな。1年ぶりとは思えないほどリングにアジャストしてるよ。
――“戦い方を変えた”とは?
岡谷:おいおい、お前ちゃんと俺の試合を見てるのか?
――見てるつもりですが…失礼しました。
岡谷:まあ、いい…俺の目標は「DDTで頂点を獲ること」だ。だが欠場前の戦い方では頂点を獲るのは難しいと感じた。だからDAMNATION T.Aに入り、戦い方を変えたんだ。
――Eruptionの頃から攻撃には定評がありましたが、さらに厳しさが増した印象を持ちました。
岡谷:そうか…対戦相手は徹底的に痛めつけることにした。試合中、テンションが上がり相手をボコボコにやり過ぎて、たまにカリスマ(佐々木大輔)に止められるけどな。