公式戦3戦目にして初白星のSANADA。巻き返しを誓う
21日、新日本プロレス仙台大会で『G1 CLIMAX 36』Aブロック公式戦が行われ、SANADAがIWGPヘビー級王者・辻陽太を破り、G1初白星をつかんだ。
両者のシングル対決は今回が4度目。辻は2023年の凱旋帰国直後に当時IWGP世界ヘビー級王者だったSANADAへ挑戦するも敗れ、同年のG1でも返り討ちに遭うが、昨年のG1では初勝利を挙げている。
SANADAは今年1月から長期欠場し、6月に約5カ月ぶりの復帰を果たしたばかり。復帰後初の今回のG1では開幕2連敗と苦しいスタートを切っていた。
試合は互いの動きを読み合う緊張感ある攻防で幕を開けた。辻がバックブリーカーからフェイスクラッシャー、カーブ・ストンプと畳みかければ、SANADAもSkull Endやラウンディング・ボディプレスで反撃し、一進一退の攻防を繰り広げた。

終盤には辻が逆エビ固めでSANADAを追い込むと、苦しむSANADAを後押しするように、会場には大きな「SANADA」コールが響き渡る。その後、逆エビ固めの影響か、SANADAがシャイニングウィザードを放った直後に腰を押さえて動きが止まる場面もあった。
それでもSANADAは辻の猛攻に耐え抜くと、最後は辻をレフェリーへ突き飛ばし、衝突を回避した辻の隙を突いて急所蹴りを炸裂。すかさずデッドフォールで突き刺して3カウント。なりふり構わぬ執念で、開幕3戦目にして初勝利をもぎ取った。
試合後、バックステージでSANADAは「人間、1回どん底に落ちてからが、本当の勝負なんだ」と言い残した。
一方、敗れた辻は「大切なものを捨ててまでも、勝つ。大事なものを守るためなら。それが今日のSANADAだった」と語った。
