限界を突破し、ありのままの姿で舞う。梅津絵里がフロアで見出した輝き続けるための哲学
YouTube番組『BEYOND THE LIMITS』の後編。ゲストは、パラダンスアスリートの梅津絵里さんだ。死線を彷徨い、記憶さえも朧げになった彼女を暗闇から救い出したのは、夫のあまりにも優しく、力強い言葉だった。絶望を希望へと塗り替えた「再生」のドラマと、彼女が今見つめる50歳へのビジョンを、MC伊津野亮が引き出す。
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■絶望を溶かした夫の言葉「忘れてもいい、また一から」
2020年、脳の炎症によりICUで意識不明に陥った梅津さん。意識が混濁し、夫の顔すら認識できない極限状態の中、彼女の耳に届いた言葉がある。
「俺の顔がわからなくてもいい。1からまた、新しい楽しいことをたくさんしていこう」
後日、姉からその事実を聞かされた彼女は号泣したという。すべてを失ったと思っていた自分を、丸ごと受け入れ、未来へと手を引いてくれた夫の存在。その深い愛情こそが、彼女が再び前を向くための最大のエネルギーとなった。
■「完璧主義」を捨てて手に入れた、あるがままの強さ
かつての彼女は、自分を良く見せたいと願う完璧主義な側面を持っていた。しかし、過酷な闘病を経て、その価値観は劇的に変化した。「人生、思い通りにはいかない。だったら、今できることを最大限に楽しめばいい」。
車椅子でのモデル活動や、車イスチャレンジユニット「ビヨンドガールズ」としての経験を通じ、ありのままの自分を世間が受け入れてくれることを知った彼女は、今、鎧を脱ぎ捨てた「等身大」の自分を表現することに喜びを感じている。その潔さが、彼女のダンスに唯一無二の輝きを与えている。
