今オフの契約更改ではベテラン選手からの苦言が多く挙がった(画像はイメージ)
今オフ、DeNAのベテラン選手たちが次々にチーム内での姿勢に苦言を呈している。契約更改の席の際にファームでの若手の姿勢、さらには一軍でグラウンド裏での行動に対して公の場で声を露にするシーンが多くみられた。
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筒香嘉智は野球以外の部分が大切だとし、テーピングが球場の風呂場に置いたままであったり、ごみの分別ができていないといった行動面を挙げていた。
同日に契約を更改した柴田竜拓もロッカーや風呂場・トイレの光景を見て筒香と同様のコメントを残した上で、「隙が多いチーム」だと断じていた。
さらには投手陣からも同じ意見も。今季14勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得し、来季から選手会長を務める東克樹からは二軍選手が携帯電話をいじりながらストレッチを行う光景を目の当たりにしたと明かした。
かつて開幕投手を3度務めながら、今季一軍での登板がなくファームで過ごしていた石田健大も若手の姿勢に苦言。一軍に上がる意識が薄い選手が多いとした上で、自ら言葉をかけても「やらない選手もいる」としていた。
そして山崎康晃。大事な試合の中でも談笑している光景を目にしたといい、「戦える雰囲気ではない」と仕事場であるブルペンでの状況を明かした。
親会社がTBSだった時からDeNAへと代わってCSに進出する前、3年連続90敗以上など最下位が定位置だったいわゆる暗黒期でもグラウンド外の振る舞いが度々話題になっていた。
FAで来た選手が「みんながやりたい放題」と語ったり、コーチも務めたOBからは「試合中に監督室でテレビを見ていた」という“証言”もあった。
昨年日本シリーズを制覇したが、リーグ優勝からは既に27年遠ざかっている。この長い記録に終止符を打つには、まず「凡事徹底」から必要になる。
記事/まるスポ編集部
