球春が到来したが、羽月の姿は当然ながらなかった(写真はイメージ)
キャンプインを間近に控えた1月27日にプロ野球界を震撼させた羽月隆太郎容疑者の逮捕。
現役の日本人選手で異例の薬物事件に 羽月容疑者のここまでの流れ
昨年12月に“ゾンビたばこ”と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用した疑いがあり、逮捕当時から「使った覚えはありません」と頑なに容疑を否認し続けていたが、ついに使用を認めたことが明らかとなった。
当初は関係者宅からカートリッジが発見されたとの報道だったが、徐々に事実が明るみとなっている。逮捕した当日に警察が捜索した際、薬物が入ったカートリッジは自宅からも押収していたことが判明した。
本拠地のマツダスタジアムなど球団施設にも家宅捜査が入り、キャンプインから新井貴浩監督に笑顔がなく緊張感が例年以上に漂うなど、異様な雰囲気でスタートした。
現役の日本人選手が薬物使用の疑いで逮捕されるという前代未聞の事態に、広島OBや関係者も心を痛めている。
広島・阪神でプレーし、広島でコーチや二軍監督などを歴任した安仁屋宗八氏は逮捕当日に練習場で挨拶を受けていた。その日の夕方に逮捕の一報を知り、「えっ?嘘やろ?今日朝、会ったんよ」と驚きを隠せなかった。
また、かつての大エースで通算213勝を記録した北別府学さん(享年65)の妻である広美氏は、1月28日に自身のブログで「キャンプイン前に残念です」というタイトルで羽月容疑者の逮捕に言及。
「若手の羽月選手のニュースが残念すぎて気持ちが沈んでしまう、間違いであって欲しい、そんな思いで過ごしています」と悲痛な思いを綴っている。
OBや報道関係者たちとも会話したとして、「何故こんなことに、何故そんな違法の物が手に入るのか、考えられないという意見ばかり。オフには慈善のイベントにも出てたりする選手なのに」と続けた。
2018年ドラフトで同期には同じ高卒で1位指名の小園海斗がいる。その小園を上回る17盗塁を昨季記録し、新井監督からも飛躍への期待をかけられていたが、自ら野球までも手放してしまった。
逮捕から10日が経過し、ようやく使用を認めた羽月容疑者。この後もまた新たな事実が明るみになるかもしれない。
記事/まるスポ編集部
