2022年8月にデビューした正田は、翌年開催されたD GENERATIONS CUPで優勝を果たした
DDT EXTREME王者・To-y(The37KAMIINA)や高鹿佑也のKO-D無差別級王座挑戦などD GENERATIONS世代(DGS)の若き力が台頭するDDTプロレス。その中心にいるのが、恵まれた体躯とパワーを誇る正田壮史(SCHADENFREUDE International)。憧れの先輩IWGP世界ヘビー級王者・KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之助)、そしてシングルベルトへの強い覚悟について話を聞いた。(取材・文/大楽聡詞 文中敬称略)
IWGP世界ヘビー級王者・KONOSUKE TAKESHITAからの刺激
―― DDT所属の先輩・KONOSUKE TAKESHITA選手が、新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級を奪取し、世界の舞台で活躍されています。その姿から刺激を受けますか?
正田:直属の先輩が、これまで多くの人が成し遂げたことのない偉業をどんどん成し遂げていく姿を間近で見ています。
また、それに対するお客様の反応にも真正面から立ち向かっている姿は、自分にとってある種の勇気をもらえます。ただ見て憧れるだけでは絶対にダメだと思っているので、すごく大きな刺激になっていますね。
――11月3日、両国では樋口和貞選手とタッグを結成し、KONOSUKE TAKESHITA&武知海青組と激突しました。
正田:TAKESHITAさんは前に闘った時より何倍も進化していました。僕も進化したつもりだったけど、まだまだ足りなかった。すごく悔しかったけど、今回の負けはマイナスではなく自分のレスラー人生にとってポジティブな負けになったと思っています。
