2022年8月にデビューした正田は、翌年開催されたD GENERATIONS CUPで優勝を果たした
D GENERATIONS世代の勢いと若手としての義務
――最近、「D GENERATIONS世代(DGS)」と言われる若手選手の勢いを感じます。
正田:僕自身もその勢いをさらに加速させるつもりでいます。僕なりに、DDTの若手は「すごいぞ」というのをどう伝えていったらいいのかを模索しながら日々やっています。
――11月11日、新宿大会では新日本プロレスの藤田晃生選手とタッグを組み、DGSの岡谷英樹&イルシオン組(DAMNATION T.A)と激突します。
正田:最初、DGSは上の世代と抗争するイメージが強かったと思いますが、僕の中では、同世代同士で戦っていくことで盛り上がれる意味があるし要素があると信じています。
11月11日、新宿は「D GENERATIONS SP」と題した、DGSがメインの大会です。新日本の藤田くんは同期で同世代。そのメンツでどのような戦いを見せるのか。DDTプロレスのリング上でも、今後はDGSをメインにした戦いにシフトチェンジしていかなければと強く感じています。

――現DDT EXTREME王者のTo-y選手以外にもシングルタイトルを獲得するDGSが出てきそうですね。
正田:まさにその通りです。ここから絶対に誰かが突出していかないといけないと思っています。もちろん僕自身もトップに立ちたい気持ちがあるのと同時に、そうした選手を輩出していかなければならないという義務感も持っています。
――11月11日新宿でタッグを組む藤田選手とは、当初シングル対決かと思ってました。
正田:僕もずっとシングルで戦いたいとは思っていますし、藤田くんもそう思ってくれていたら嬉しいです。ただ、タッグを組むからには、“仲良く”というわけではなく、若手同士でお客さんを盛り上げる試合をしたい。
個人的には団体を蹴落とすようなバチバチの抗争はあまり好ましくありません。僕が理想とするのは、お互いを高め合える抗争です。
だから今回はタッグを組むことで、また違う高め合い方ができるはず。11月11日までに、自分の中でイメージと答えを出しておかなければならないと思っています。
