ナゴヤドーム(※写真はイメージ)
中日の根尾昂投手が3年連続ダウンで契約を更改した。
ナゴヤ球場で契約交渉を行った根尾は、200万円ダウンの1050万円(推定)でサインした。
投手転向4年目となる今季は背番号を「7」から「30」に変更。右の救援陣に割って入るべく迎えたが、4試合にとどまり0勝0敗・防御率7.94の成績に終わっていた。
5月1日に一軍登録以降、初登板から3試合連続で無失点に抑えていたが、5月20日のDeNA戦(横浜)で2本塁打を浴びるなど2回2/3を投げ5失点。
この試合を最後に22日に登録抹消されてからは、一軍からお呼びがかかることはなかった。なおファームでは42試合に登板し3勝3敗1セーブ、防御率は2.68だった。
地元岐阜県出身でドラフトでは4球団が競合するなど、鳴り物入りで入団してから7年目のシーズンが過ぎた。
当初は遊撃手としてスタートするも、外野手そして遊撃手への再コンバートを経て、22年途中から現在も務める投手へと移った。
しかし一軍定着とはならず、同年には25試合に登板したものの23年は2試合、昨年は3試合と3年連続で1桁台の登板数に。
今季は5月の登録抹消時に井上一樹監督からは、「最初はよかったけど2回目3回目はダメでしただと、今の立ち位置にさえいられなくなるよ」と危機感を喚起される一幕もあった。
ポジションのコンバートが続くことがあったが、来季は8年目・26歳となる。
地元のドラフト1位選手と言えども、注目度そして周囲の目も年々厳しくなっている。それだけに、「しっかり来季頑張りたいです」との言葉通り正念場のシーズンとなる。
編集/まるスポ編集部
