カヌースプリント カヤック競技 水本圭治選手。東京2020五輪 日本代表
カヌースプリント・カヤック競技、東京2020オリンピック日本代表の水本圭治選手(株式会社チョープロ所属)が、自身の競技人生において特に印象的なエピソードを語ります。
【カヌースプリント 藤嶋大規】子供たちの前でカヌーを漕いで終わりたい
ジュニアアスリートを応援する番組『まるスポチャンネル』に出演した水本さんは、過酷な練習の中で直面した挫折、そしてそこから這い上がれたきっかけについて語りました。
カヌーは直進性を高めるため「細く」作られており、高度なバランス感覚が要求されます。水本選手は、同期の中で最もバランスが取れず、皆が練習に進む中、一人転覆を繰り返す日々を過ごしていました。この精神的にきつかった時期に、彼の心を支えたのは、「ある人の一言」でした。
高校1年生からカヌーを始めた水本選手は高校3年のインターハイで4冠を達成します。しかし、オリンピックへの道は険しく、北京、ロンドン、リオと3大会連続で出場を逃してきました。
競技人生のターニングポイントとなったのは、初のオリンピック挑戦となった北京大会の予選。「0.◯秒」の差で出場権を逃した悔しさから、「オリンピックがすぐそこにある」と意識し始め、世界を見据えた練習に打ち込みます。
4度目の挑戦となった自国開催の東京オリンピック。過去3度の失敗が頭をよぎり「今回もダメかも」というネガティブな気持ちと戦いながらも、見事出場権を獲得します。その瞬間、彼の胸に去来した不思議な感覚とは?
水本選手が経験した挫折、支え、そして夢を掴むまでの熱いストーリーは、「まるスポチャンネル」のPodcast、またはYouTubeチャンネルで全編お聞きいただけます。
記事/まるスポ編集部
写真/本人提供
