今季もクライマックスシリーズ(CS)進出を逃し、4年連続Bクラスが確定した楽天。指揮を執った三木肇監督。
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27日のオリックス戦で敗れた際に「選手たちは本当に最後まで諦めず必死にやってくれている。結果がこうなっているのはすべて監督の力」と語り、自身の責任であることを強調した。
ここで話題になるのが監督の去就。石井一久GMが「チームとしてどうやっていくのか、いろんなことをしっかりとこれから精査してやっていく時期に入る」と述べたことから、まだ名言はされていなかった。
三木監督は引退後17シーズン、途切れることなくコーチ・監督としてユニフォームを着続けている。
現役時代にヤクルトと日本ハムでプレーし、08年の現役引退後すぐに日本ハムのコーチに就任。14年に古巣のヤクルトに復帰すると、内野守備走塁コーチやヘッドコーチなどを歴任した。
19年から楽天に移り二軍監督に就任すると20年には一軍監督を務めた。しかし、この年4位に沈むと二軍監督へ再び配置転換される異例の人事が敷かれた。
そして3年間同職を務めた後に、今季から再び一軍監督に昇格していた。
ただ、楽天と言えば1年で監督が交代するケースが多い傾向にあり、昨年の今江敏晃監督も2年契約の途中ながら解任される形で球団を去った。
他にも初代監督の田尾安志氏やブラウン氏・大久保博元氏・平石洋介氏(前年途中から監督代行)も1年で交代に。
それぞれの交代理由も全てがファンが納得するともいい難く、反発を多く受けてしまうケースも見受けられた。
三木監督は続投となるのか。石井GMは「チーム編成なども決まり次第、皆さんにお伝えいたします」と語っており、その行方はシーズン終了後に議論されることとなる。
記事/まるスポ編集部
