水泳データ分析に革命!競泳界注目のデバイスに生成AIが参入

競泳強豪国も採用する水泳用データ測定デバイス『eo SwimBETTER(イオ・スイムベター)』が、このたび生成AI分析機能『eo intelligence(イオ・インテリジェンス/eoi・イオアイ)』をリリース。AIが研究レベルのデータを瞬時に解析し、日本語で改善点やトレーニング案を示すレポートを自動作成する仕組み。専門知識や勘に頼らず、世代を問わずすべてのスイマーの上達を強力にサポートする画期的なツールとなる見込みだ。

「eoi」がトレーニングの課題を瞬時に言語化

水泳データを測定する『eo SwimBETTER』は、泳ぎ終わった直後にパワー推移やフォースフィールドなど研究レベルのデータを専用プラットフォームで確認が可能。しかし、データをどう活用するかというユーザーの課題に対し、今回リリースされた生成AI機能『eoi(イオ・アイ)』が画期的な解決策を提示。AIが測定データを読み解き、数十秒でワード形式のレポートを日本語で自動作成するサービスだ。レポートには選択したスイムの要約に加え、複雑なチャートについての詳細な分析結果が記載される。特に、改善すべき点を優先順位をつけて示し、それに対応する具体的なトレーニングドリル案まで提示されるため、トレーニングから「勘」を取り除く大きな第一歩となる機能だ。

コーチと選手の相互活用でパフォーマンス向上を加速

この『eoi』レポートは、選手自身が自分の泳ぎの特長や修正点を瞬時に把握できる点が最大の利点だ。さらに、コーチはレポート内容を確認・編集・保存した上で選手に送信でき、個別指導の質と効率が大幅に向上する見込み。まさに、テクノロジーとヒューマンコーチングの相互作用によるパフォーマンス向上を加速させる画期的なツールだ。ただし、現時点でのAI分析対象は自由形かつ左右両手の測定結果のみであり、自由形以外の泳法への対応は今後のリリースを待つ状況。より詳細な分析を希望するユーザーに対しては引き続きeoカスタマーサービスによるデータ解説サービスやオンラインでの直接解説も提供される体制だ。

国内販売体制を強化、山本光学へオンライン販売を一本化

デバイスの国内展開においては、輸入総代理店のカスタムプロデュース株式会社より、2025年4月から国内販売代理店を務めていた山本光学株式会社へ、2025年9月よりオンライン販売も移管されることに。これにより、『eo SwimBETTER』のハンドセットは、引き続き日本語公式サイトまたはスポーツアイウェアブランド SWANS 公式ウェブサイト・オンラインショップより購入が可能。競泳強豪国に採用されている高性能デバイスが日本国内においても安定した販売体制とサポートのもと、より多くのスイマーへ普及していくことが期待されるだろう。

記事/まるスポ編集部

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