
8月1日、新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』香川大会にて、ボルチン・オレッグとデビッド・フィンレーが対戦。両者は昨年のG1で対戦し、その際はフィンレーが勝利。ボルチンにとっては1年越しのリベンジであり、フィンレーにとってはここで敗れると早くも今大会負け越しとなる大事な一戦だった。
試合序盤からボルチンは持ち前のパワーで圧倒し、ショルダータックルや場外でのチョップ攻撃で主導権を握る。だがフィンレーも負けじと反撃。ボルチンの喉をロープに叩きつけ、ショルダータックルで場外のフェンスに吹っ飛ばすなど巧みな試合運びでペースを奪い返す。

激しい打撃戦の中、ボルチンはフロントスープレックスで投げつけ、ボルチンシェイクやボルチンズリフトを繰り出して猛反撃。続けてカミカゼを狙うも、フィンレーはカウンターのアイリッシュカース、INTO OBLIVIONで迎撃。お互いの意地とプライドがぶつかり合う熱闘は、いよいよ終盤へと突入する。

ボルチンは再び必殺のカミカゼを狙うが、フィンレーが逃れて最後はグランビーロールで丸め込み3カウントを奪取。執念の勝利で今大会2勝目(2勝4敗)を挙げ、土壇場で生き残りを果たした。
NEVER無差別級王者としての意地を見せたボルチンだったが、あと一歩届かず3勝3敗に後退。正念場の戦いを制したフィンレーは、ここから巻き返しとなるか。Aブロックの生存競争は、ますます激しさを増す。
記事/ミライカ
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