【DDTプロレス 高鹿佑也】デビューして3年、ただ一生懸命頑張ればいいという若手はもう卒業しなければいけない

9月23日全日本プロレス後楽園大会に、納谷幸男&高鹿佑也&瑠希也が参戦。全日本チームの 諏訪魔&田村男児&井上凌と6人タッグマッチで激突。アウェーのリングで自分のスタイルを頑なに貫くデビュー3年目の高鹿佑也。試合前、会場の片隅で黙々と汗を流す高鹿に話を聞いた。

――デビューして今年3年目。最近、高鹿選手のファイトスタイルが確立されているように感じます。何か変化や意識している部分はありますか?

高鹿:最近、自分のスタイルが確立しつつあります。今までは「何を目指していけばいいのか」「自分がどこに向かっていけばいいのか」、あまりわかっていなかったのですが、この半年ぐらいで変わってきた感覚があります。

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同期に岡谷英樹や小島斗偉がいます。彼らは独自のファイトスタイルや個性があります。自分も秋山さんの教えで、「周りとは違う、何かを目指さないといけない」という思いがありました。

元々、僕はデビューしてから、ずっと関節技を取り入れたいと考えていました。ですから腕攻めに特化してスタイルを突き詰めようと。

あまり派手な動きではないので、もしかしたら、「面白くない」と感じる人もいるかもしれないけど(苦笑)。

見た目は地味ですが、昔ながらのオーソドックスな腕攻めに自分の動きを加えていければいいかな、と試行錯誤しています。最近は、リング上で自信をもってやれている感じがありますね。

――半年くらい前から、高鹿選手のプロレスに対する意識が変わったように思います。今年1〜2月に行われた若手選手によるリーグ戦「D GENERATIONS CUP」がきっかけですか?

高鹿:そのころだと思います。それまでは試合をしながら、「どうなんだろう、自分はうまくやれているのか」と、周りの目を気にしていました。ただ最近は自分のやりたいことをやろうと思って。

今は、「迷ってどこ行っていいかわからない」っていうより、とりあえず自分のやりたいことに挑戦してみる。

例えば、腕攻めなら腕攻めでやってみる。それが間違っていたとしても秋山さんやDDTの先輩から「こうした方がいい」「ああした方がいい」とアドバイスをいただけるし、進化している気がします。

これまでは、人の言うことに「はい」って全て聞いて、それを自分に中に全部取り入れようとしていたので、悩んだりして迷走していました。

でも今は、「これは違うな」とか、「そんなやり方もあるんだ」と、自分にハマるかハマらないかを選択できるようになりました。ほんと、この半年ぐらいで意識的にも変わったと思います。

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