【DDTプロレス MAO(前編)】~今だからこそ必要。MAOが追い求める“UNIVERSAL”の意義~

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The37KAMIINA(左→右)小嶋斗偉、上野勇希、MAO、勝俣瞬馬、竹下幸之介

DDTとAEWの2団体所属の竹下幸之介は外タレ

――The37KAMIINAを結成して2年が経ちました。結成当初、「若い選手がキャッキャと楽しくしているノリに、嫌悪感を抱くお客さんがいるのは理解している。でも、僕は絶対にこれは必要だと思う」と話してくれました。今はいかがですか?

MAO:結局、こだわりを持つこととわがままを突き通すことは違うとすごく思っています。いろんな人たちに、より多くDDTを観てもらいたい。

だから僕たちThe37KAMIINAは、DDTを知ってもらう入口としての役割を担っていると思っています。ずっと2年間、この方向性でやってきたことは正しかったと。

The37KAMIINAきっかけで、DDTを知って会場に足を運んでくるお客さんが本当に多いので、やってきたことは間違いじゃなかった。

どんなに面白い試合をしても、観てもらえなかったら意味がない。今DDTに欠かせないユニットであることもメンバーひとりひとり自覚してやっているし、観てもらうための間口を広げている効果は明確に出ています。

結成した時は、とにかくもがいてやってきたんですけど、今は自分たちの役割を全員理解してやっている。言葉にしなくても、常に「DDTを世に広げていきたい」ということを念頭に置いています。

あと、表現の仕方はそれぞれですけど、サウナっていう面からアプローチかけたり、テレビ番組「マツコの知らない世界」に出演したり、いろんなイベント開いたり。

勢いのある若いメンバーで集まり、実際DDTの中心を引っ張っている自覚もある。団体の顔として「DDTと言えばThe37KAMIINA」 と言える存在になったと思います。

――結成当初、竹下幸之介選手がいましたが、現在はアメリカのAEWへ長期遠征中です。The37KAMIINAの中心的存在の竹下選手が不在状態の中、残りのメンバーでどうやってやり抜いていくか思い悩む時期があったと思います。

MAO:そうですね、竹下さんがデフォルトでいないっていう状況の中で、勝俣瞬馬とのタッグ「しゅんまお」でガーッと強くなったし、上野さん(上野勇希)もシングルでKO-D無差別級王座挑戦まで上りつめた。

小嶋斗偉も、最近は若手の中ですごく頑張って勢いづいてきている。ある意味、The37KAMIINAのメンバーが竹下さんに依存しすぎてないですよね。たまに竹下さんが日本に帰国したら、外タレみたいな感じですよね(笑)。

――久しぶりに竹下さんがThe37KAMIINAに合流する場面を見ると、「そういえばThe37KAMIINAメンバーだった」、と思いました(苦笑)。

MAO:そう思わせてもおかしくないように頑張ってきたので。そう思ってもらえたなら、もう狙い通りかな(笑)。

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