【格闘家 菅里実】ブラジリアン柔術アジアチャンピオン

――柔道と柔術の違いを教えていただけますか?

菅:例えば柔道だと、相手を投げると一本になるので勝ちですが、柔術は投げてもポイントにしかならない。締めるか関節を決めて、相手がタップしてギブアップしないと一本にはならない点ですね。

――私もルールを知るまで、同じ格闘技だと思っていました。ところで菅選手の生活サイクルを教えていただけますか?

菅:週5回、普通に8〜17時までフルタイムで働いて、その後練習に行きます。柔術の練習は週6回。選手によっては筋トレをしない人もいますが、私はやります。体幹を鍛えるためにランニングもします。

 週に1日は身体を休めるために何もしない日を作ろうと思っているんですけど、ランニングとかやっちゃうんですよね(笑)。

 あと最近サーフィンも始めました。サーフィンは出来ないことが悔しくて続けています。私、負けず嫌いなんです(笑)。

――かなり活動的ですね(笑)。ところで将来的にはUFCやRIZINのような大舞台に出場するのを目標にしているのですか?

菅:RIZINやUFCの舞台で女性が活躍している姿を見ると「私も闘ってみたいな」と言う気持ちにはなりますね。ただ、年齢的に今から打撃の練習をするのは遅いのかな…と思っています。

――山本美憂さんが総合デビューしたのは40歳を超えてからでした。まだまだ可能性があると思いますが。

菅:山本さんは持っているものが違うと思います(笑)。

――山本さんはお父さんがレスリング、菅選手は両親が柔道家で、バックボーン的には問題ないかと。

菅:そうですけどね(笑)。でも取り敢えず柔術で、もっと上を目指したいと思います。現在の目標はブラジリアン柔術世界選手権で優勝する事。それを目標に日々練習に励んでいます。

――先日、女子総合格闘技DEEP JEWELSの大会にも出場されていますよね。

菅:特別マッチと言う形で、道着着用・パンチなしの柔術ルールで試合を組んで頂きました。

――DEEP JEWELSには、今後も定期的に参加される予定ですか。

菅:試合を組んで頂けたら出場したいと思っています。

 アマチュアの大会は、入場時に選手の紹介をする煽りVがないんですよ。だから、煽りVが流れて入場するのに憧れますね(笑)。

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