【プロレスリングWAVE 野崎渚(前編)】プロレスラーとしてデビューしたならキチンと引退したい

――そうですか、辛い思い出は止めましょう(苦笑)。その後、怪我もあり一時期プロレスから離れていました。野崎さんをプロレスに引き戻してくれたのは何でしたか?

野崎:NEO時代の先輩である宮崎有妃さんの現役復帰です。この時期「このままでは良くない」とずっと考えていました。プロレスラーとしてデビューしたのならキチンと引退したいと。

SNSでプロレスと関係のないことを投稿しても「復帰を待っています」とコメントをくれる人がいる。「1人でも待っていてくれるファンがいるなら、その人のためにも…」という思いがあった。その矢先、宮崎さんが復帰した。「これはチャンスだ」って思いました。そこで宮崎さんに「キチンと引退をしたい」と相談しました。あの頃宮崎さんは飲食店に勤務しWAVE専属フリーランスとして日曜日限定でリングに上がっていたんです。それで私も同じように専属フリーでWAVEに参戦させてもらいました。

――プロレスを休んでいる間、心の変化があったのですね。ところでその宮崎さん達WAVEの皆さんが宅飲みをしている動画を拝見しました。WAVEの皆さんは仲が良いですよね。

野崎:それはきっと所属選手が少ないこともあると思います。宮崎さんと私は年齢が10歳以上離れています。でも宮崎さんはフランクに私に接してくれる。そのフランクさがみんなに伝わったからかもしれませんね。

――WAVE所属メンバーに対する野崎選手の印象を伺いたいのですが、まず桜花由美選手から教えて頂けますか?

野崎:私にとって桜花さんは「意外と抜けている人」かな(笑)。WAVEに所属する前は「しっかりしている」イメージでした。ただ所属して仕事の話をしている時、「大丈夫かな?」と感じることが時々ありますね。多分、社長業で色々なことを同時に考えているからだと思います。

――そばにいるから分かることですね。GAMIさんはいかがでしょうか?

野崎:GAMIさんとはプロレスの話をすることが多いですね。事務所でも飲みに行った時でもプロレスの話しかしないかな。

私の試合にアドバイスもくれるし、他の団体のプロレスの話もします。2人でプヲタみたいな会話(笑)私は父の影響で小さい頃からプロレスを観ているし今でも他団体のプロレス観戦をします。その時、1番GAMIさんとプロレスの話をしますね。

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