福岡ソフトバンクホークス・パシフィックリーグ1週間振り返り 6.27~7.3

現在、首位を走るソフトバンク。二位・楽天とは6.26時点で1.5差と、連勝、連敗で入れ替わる状況。また、一軍選手、コーチ、スタッフ等にコロナ陽性者が多数出ることとなり、イレギュラーが重なった週でもあった。今週のホークスの試合を振り返る。

6.27 ●ソフトバンク 1-8 千葉ロッテ○
毎年恒例のイベントとなった「鷹の祭典」は、3年振りの東京での開催。先発予定だった和田がコロナ陽性となり、大竹が緊急登板。

1,2回を抑えるも、迎えた3回、相手クリーンアップに適時打、3点本塁打と要所で打たれ、0-4とリードを許す。ソフトバンクは反撃の機会を作るも得点できず回が進む。終盤8回には一発を浴び0-5。その裏、周東が適時打で1点を返し1-5とするも、9回に3点を失い1-8で勝負あり。ソフトバンクは9安打を放つも、得点は8回の1点のみだった。

※6.27の試合後、新たにソフトバンクでのコロナ陽性者が報道され、主力選手も多いことから、チームの活動が休止する事となった。活動休止期間の試合中止は以下の試合。延期後の振替日程は未定。

6.29 ソフトバンク ー 千葉ロッテ
7.1 ソフトバンク ー 埼玉西武

7.2 ○ソフトバンク 3-2 埼玉西武●
前日に一軍選手・コーチ・スタッフの全員の陰性を確認し、活動を再開する事となったソフトバンク。約5日振りの試合、先発の東浜に期待がかかる。

ソフトバンクは初回に今季初4番出場の柳田が犠飛で1-0と先制。しかし3回に適時二塁打を打たれ1-1、同点とされる。しかしその後は得点を与えなかった東浜、5回7奪三振1失点で後続に託す。リードを取りたいソフトバンクだったが、相手投手陣を攻略できず同点のまま試合が進んでいく。6回に森が1軍復帰登板を果たすと、しっかりと三者凡退に抑えた。7回以降、ソフトバンクは勝利の方程式のリレーで抑えようとするも、8回に又吉が一発を浴び1-2。この試合で初めて追いかける展開になった。9回、相手の守護神が登板する。牧原大、柳田が出塁すると、中村晃が起死回生の2点適時打。3-2と、逆転に成功。劣勢から一転、リードとなったソフトバンクはモイネロが3人で抑えゲームセット。主力を一部欠く中での、価値ある一勝となった。また、この勝利でソフトバンクがパ・リーグ40勝一番乗りとなった。

7.3 ○ソフトバンク 3-0 埼玉西武●
前日の劇的な勝利の勢いそのまま、連勝としたいソフトバンク。先発は4.26以来勝ち星の無い石川。ローテーションは守っているだけに、打線の奮起に期待したい。

試合は昨日に続き初回から得点する。1軍復帰後から好調を続ける周東が本塁打で1-0と先制。更に3回には周東、牧原大の連続適時打で3-0とする。投げては石川が9回8奪三振無失点の完封。7回に安打を打たれるも、これがこの試合唯一の安打となり、被安打1の完璧な内容で3勝目を挙げた。

ファームからの緊急昇格となった選手もおり、チームが一丸となって臨んだ週。日程が空いたものの、連勝することが出来た。今週終了時点で二位・楽天に2.5差と広げる形になった。次週はその楽天との試合から始まる。選手も徐々に復帰することが予想され、チームが二年振りの日本一奪回へ、負けられないカードとなりそうだ。

記事/村上 仁志
編集/大楽 聡詞

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