【DDTプロレス 吉村直巳(3)】今は自分がKO-D無差別級王者になった姿を想像できないですね。想像しようと思っても目の前に「上野勇希」がいるので。

――この短期間で、それだけの選手と戦えるのも楽しいですよね。

吉村:本当ですよね。それにトーナメント2回戦突破は初めてなんですよ。これまでのKING OF DDTは1回戦か2回戦負けだったので。僕はシングルで結果を残していない。

――そういう意味で今回のKING OF DDTはチャンスですね。優勝すればKO-D無差別級タイトルも手にすることができる。

吉村:ずっと「KING OF DDT優勝」だけが頭の中にあったので、正直ベルト返上は予想していなかった。ですからベルトが掛かることが自分の中でプレッシャーになってない。それよりもクリスとHARASHIMAさんに勝った責任が重い。

――トーナメントに勝ったことが責任になるんですね。

吉村:他の人は分かりませんけどね(笑)。もし準決勝で敗れた時、「クリスに勝って欲しかった」「やっぱりHARASHIMAさんに準決勝に行って欲しかった」と僕自身が思うタイプなんです。

――吉村選手はKO-D無差別級王者になった自分の姿を想像できますか?

吉村:今は想像できないですね。想像しようと思っても目の前に「上野勇希」がいるので。ずっと準決勝を意識しています。上野さんに勝った後、初めて決勝の相手を意識すると思います。

――最後にKING OF DDT 2022 FINALに向けて意気込みをお願いします。

吉村:今年のKING OF DDT 2022、吉村直巳に期待していて下さい!

――改めてお話を伺って、前回より吉村選手が自然体のような気がします。以前は「竹下に勝たなければいけない」「HARASHIMAさんとタッグベルトを取らなければいけない」と何かに捕われていた気がします。

吉村:捕われていましたね。今はもうちょっと自分のことを可愛がってあげようと思っています(笑)。
<おわり>

<インフォメーション>
7.3後楽園ホール「KING OF DDT 2022 FINAL!!」にて準決勝 吉村直巳vs上野勇希戦と樋口和貞vs秋山準戦、そして決勝戦が行われます。優勝者が第79代KO-D無差別級王者として認定。トーナメントを制しKO-D無差別級ベルトを腰に巻くのは誰か!

詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください!
なお試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで配信されます。

吉村直巳 Twitter
DDTプロレスリング Twitter

取材・文・編集/大楽聡詞
写真提供/DDTプロレスリング

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