
――タイムトライアルの早いドライバーが予選ヒートで優位な位置からスタートできるわけですね。
伊藤:予選ヒートからはレース形式、スタートからチェッカーフラッグを受けるまでのタイムを競います。今度は予選ヒートの順位で決勝ヒートのスターティンググリッドが決まります。
――コースは一周どのくらい距離ですか?
伊藤:会場によって変わりますが、日本で1番長いのが三重県にある「鈴鹿サーキット」のカートコースで1264mです。SUGOは984mです。
――その距離をどれくらいのタイムで走るのでしょうか?
伊藤:僕がSUGOでコースレコードを出した時、約42秒です。ここは直線がほとんどないコースなんです(苦笑)。
――タイムトライアルでスタート順が決まります。予選ヒートで後方の選手が何台も追い越すのは難しくないですか?
伊藤:タイムトライアルで1位と10位のドライバーでは予選ヒートの順位も大きく変わってきます。ですから全てのドライバーはタイムトライアルで少しでも前の順位になるよう走ります。