――それはどうしてですか?

MAO:ハードコアルールで戦ってもいいんです。ただ最近のビッグマッチで僕がハードコアをやりすぎてて…いや、それは冗談ですけど(笑)

僕が持っているのはDDT UNIVERSALのベルト。タイトルマッチごとに戦うルールを変えていくのはDDT EXTREME王座です。僕はなんでも出来るからと言ってなんでもやっていいとは思っていない。

「DDT EXTREME王座戦はなんでもやるし、DDT UNIVERSALのタイトルマッチもなんでもやる」だと棲み分けができない。DDTの団体の中でキチンと線を引くべきだと考えています。そんなことを言いながら、自分がDDT UNIVERSAL王座を獲得したのはハードコア3WAYだったんですけど(苦笑)。

今回王座を獲得した時、「DDT EXTREME戴冠おめでとう」と間違われたんですよ。それもあって棲み分けをしないとダメだと思いますね。

この後も防衛戦が続くのであれば若手にも挑戦してもらいたい。でも若手のベルトにしたいわけではないんです。ベルトの幅を広げる意味でも様々な挑戦者と戦いたいですね。

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――挑戦者として戦いたい相手はいますか?

MAO:まだ見ぬ強豪外国人と戦いたいですね(苦笑)。でも最終的にはマイク・ベイリーと戦いたい。

――Moonlight ExpressでMAOさんの元タッグパートナーですね。

MAO:このベルトを持ち続けていれば、どこかでベイリーとリングで戦えるかもしれない…淡い期待ですけど。

――マイク・ベイリーとの合体技はワクワクしますね。

MAO:今見ても「あの頃の自分輝いてるな〜」って思います(笑)。

――そんなことを言わないで下さい、シングルタイトルを獲得したばかりなんですから。今がもっとも輝いてますよ。ところで竹下幸之介選手がアメリカに行きました。The 37KAMIINAでMAOさんの立ち位置は変わりますか?

MAO:甘えていたわけではありませんが、多少メチャクチャなことをしても最後は竹下さんが「なんとかしてくれる」と考えていました。竹下さんがいるから僕は好き勝手に戦えると。その竹下さんがいなくなった。

The 37KAMIINAはかなり火力が落ちました。そんな状況で上野勇希さんが次のKO-D無差別級王座に挑戦します。ユニットとしてはみんなが踏ん張らなければいけない。

【DDTプロレス 竹下幸之介】他団体に流失したベルト奪還に向け

火力が圧倒的に下がった中、自分も火力を強くする必要があるし後輩の小嶋斗偉を育てなければいけない。今までと責任感が違いますね。

僕たちThe 37KAMIINAは「明るく楽しく」を打ち出して戦っているので、そこに「強さ」がないと舐められるし軽く見えてしまう。だからチームの底上げと自分を高めることが今の目標です。

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