9月10日、新宿FACEで37周年記念大会を行う伊藤薫(右)
⬛︎ 引退を控えたなつぽいへ
――来年1月3日に引退するなつぽい選手の成長を、どのように感じていますか。
伊藤:最初に会った頃のなつぽいは、本当に小さくて細かった。ぶつかったら壊れてしまうのではないかと思うほどでした。でも、彼女は彼女なりに努力を重ね、今の「なつぽい」という立ち位置をしっかり築きました。
体形やスタイルを含め、彼女にしかできないプロレスがあります。SareeeにはSareeeにしかできないものがあり、私には私にしかできないスタイルがある。
ただ、プロレスに向き合う気持ちは一つで、なつぽいは私の心をしっかりつないでくれているのかなと感じています。
意志も強いですから、引退を決めたことにも彼女なりの強い思いがあるのでしょう。今でも私を師匠と呼んでくれることは、すごくうれしいです。引退まで怪我なく、一生懸命に頑張ってほしいですね。
過去2度のシングルでは私がスリーカウントを取られていますが、試合は毎回どうなるか分からない。今回は私の執念を見せる試合です。負けないよう、きっちり攻めていきます。
⬛︎スパーク・ラッシュを超える存在を
――Sareee選手と彩羽選手によるスパーク・ラッシュを、どう見ていますか。
伊藤:今、勢いのあるタッグチームだと思います。「Sareeeのパートナーは彩羽選手が一番いい」と以前から話していましたが、それが現実になりました。すごく期待しているタッグです。
私も渡辺智子選手と組んで36周年の記念大会でスパーク・ラッシュと対戦しました。
「これが最後になるかもしれないから、2人で本気で取りに行こう」と渡辺選手を口説いて挑みました。結果は敗れましたが、スパーク・ラッシュから勝利を奪えるかもしれないと思わせる戦いを見せられるのは、今のところ私たちが一番ではないかと思っています。
ただ、彼女たちがさらに上へ行くためには、スパーク・ラッシュを潰すくらいの選手が現れなければいけない。Chi Chi、フワちゃんを従え、なつぽいからもフォールを奪えるように力を貸したいです。
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