右膝の治療による長期欠場を経て、6.28後楽園大会での復帰が決まった高尾蒼馬
◼️同級生・樋口和貞の引退
——欠場中、高尾選手はプロレスバー「ドロップキック」の店長として店頭に立たれていました。少し離れたところからプロレスを見る生活はいかがでしたか?
高尾:いや、それがドロップキックにいると、お店のモニターで常にプロレスの映像が流れているんですよ(笑)。
だから、たまに映像を止めて別の音楽を流す時もありました。ずっとプロレスが流れていると、「これ、本当に休めているのかな?」って思うこともありましたね。

——その欠場期間中、ファンの間でも衝撃が走った樋口和貞選手の引退がありました。
高尾:樋口とは同い年(1988年生まれ)ですしね。引退は急だったので、寂しい気持ちはもちろんあります。ただ、僕たちレスラーの仕事は「体が資本」。
いつどうなるか、明日何が起こるか本当にわからない職業です。だからこそ、樋口が悩み抜いて出した決断は悪いことではない。これからの人生のほうが長いですから。
——高尾選手ご自身も、一歩間違えれば……という危機感があったわけですね。
高尾:もし僕が今回、欠場せずリングに上がり続けていたら、もっと最悪な事態になっていたかもしれない。自分の足でリングを降りることができた樋口には「本当にお疲れ様でした」と、その一言に尽きますね。
>>> 6.28後楽園での復帰
