小笠原慎之介投手が巨人への移籍が濃厚となっている(写真はイメージ)
元中日でナショナルズ2Aハリスバーグの小笠原慎之介投手が巨人入りで基本合意に達したと、複数メディアが報じた。
24年オフにポスティングシステムを利用して米球界へ挑戦した左腕は、約1年半で日本球界復帰を決断したことになる。
この報道を受け、SNS上では「結局すぐ戻るのか」「何でよりによって巨人なんだよ…」と中日ファンを中心に落胆と怒りの投稿が相次いだ。
それとともに「また“上沢式(FA)”かよ」という声も上がった。“上沢式FA”とは現在ソフトバンクでプレーする上沢直之の移籍劇を指す。
球界に波紋を広げた「上沢式FA」と新庄監督が突いたファンの本音
北海道日本ハムから23年オフにポスティングシステムを使ってレイズへと移籍した上沢だが、開幕前にレッドソックスへと移籍。日本ハムに支払われたのはたったの約92万円で、さらに大半をマイナーで暮らした後1年足らずで帰国することに。
古巣日本ハムの施設を活用して練習を続けていたことや、日本ハムからも復帰オファーがあったにも関わらず復帰先に選んだのは、4年総額10億円プラス出来高払いの大型契約を提示したソフトバンクだった。
制度上は何ら問題がない一方で、「FA権を持っていない選手が国内他球団へ移籍した」ことからファンから猛烈な批判を浴びるだけでなく、新庄剛志監督も当時「育て方を間違えたのかな」とコメントするなど波紋を呼んでいた。
今回の小笠原のケースも短期間でかつ同一リーグのライバル球団に復帰したことから、再びそのワードがネット上に躍り出た。それと同時に、ポスティングシステムのルールについても再び議論がされている。
昨年は青柳晃洋(ヤクルト)、藤浪晋太郎(DeNA)が古巣からのオファーはなかったものの、FA権を持たないまま国内他球団へ復帰したことから、当時もルールのあり方について提言する声もあった。
藤浪は2年半ほど・青柳に至っては1年足らずでの帰国であり、阪神前監督の岡田彰布氏も
「後進とかちゃんと考えないと。自分が行ったらええだけじゃなしにな。あとあと大変なるよ、こんなんやったら」などと警鐘を鳴らしていた。
24年の上沢、25年の青柳と藤浪、そして今年は小笠原と3年続けてポスティングからの国内他球団移籍が起きた。
巨人にとっては首位固めに向けた補強となったが、そのルールについては改めて見直しが求められる機会になるかもしれない。
記事/まるスポ編集部
