【スポーツとメンタルのコーチ 今井礼子】選手よりサポートする側が合っているのかも(第1回)

――切り替えが早いですね。その後、スイミングスクールのコーチをしながらスポーツインストラクターの資格取得をしたのでしょうか?

今井:実際スポーツインストラクターとしての国家資格はありません。民間スポーツ団体が定める「スポーツ指導員」等がそういった肩書きになると思います。

ただ民間の資格試験では「こういう指導をしなさい」という詳しい指針がありません。結局、会社の方針もあるので、会社の先輩たちから吸収し学びました。私には机上で勉強するより経験し実践で学んでいく形が合っています。ですからスイミングスクールに入って約5年経った後に資格を取得しました。

――僕は卓球部に所属していました。中学や高校の頃、卓球未経験の先生が顧問だったので競技に対してのアドバイスはなく、怪我や故障に対しての理解が低く、自分で判断して病院に行くしかありませんでした。現在の学校ではそういった部分は改善されていますか?

今井:今でも改善されていないでしょうね。強豪校になると変わってくると思いますが…水泳は学校対抗ではなくスイミングスクールでの対抗になります。地域によって違うかもしれませんが、サッカーもクラブチームやサッカースクールが活動のメインになってきていますね。

現在、学校の部活動が「働き方改革」で見直されてきています。学校側からすると、外部コーチを招聘する形ではなく、スイミングスクールやサッカースクールでの活動が理想なのかもしれませんね。
<第2回に続く>

今井礼子/イマイ レイコ 香川県出身
『スポーツとメンタルのコーチ』
2006年に水泳教室「ひまわり運動ひろば」を設立。
定期的に出張水泳レッスンや保育士・スタッフ・保護者向けの講演会や勉強会を開催。またオンラインでメンタルコーチを行う。
日本障害者カヌー協会 2020年・2021年強化コーチ
日本障害者カヌー協会 国内クラス分け委員 テクニカル担当
香川県パラカヌー協会 理事長
香川県パラ水泳協会 理事
ひまわり運動ひろば 代表

ひまわり運動ひろば WEBサイト
今井礼子 Twitter
香川県パラカヌー協会 Twitter

一般社団法人 日本障害者カヌー協会 Webサイト
一般社団法人 日本障害者カヌー協会 Twitter

取材・文/大楽 聡詞
写真提供/香川県パラカヌー協会 高橋由理・(一社)日本障害者カヌー協会

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