【DDTプロレス 吉村直巳(1)】HARASHIMAさんとベルトを巻くことに意味がある

――寮は新小岩ですよね。あまりにも汚れていて上野選手が「続けられるか」不安になったという。

吉村:上野さんが片付けてくれたので僕が行った時は大丈夫でした。それでも家の中、風呂掃除やリビング・キッチン、庭の草を抜いてとか全部やりました(苦笑)。

――デビューは2016年12月にDDT大阪府立体育会館でKUDO選手と高尾蒼馬選手と組んで、石井慧介選手・彰人選手・上野勇希選手と戦いました。この試合は覚えていますか?

吉村:試合で覚えているのは緊張しすぎて視野が狭くなり、お客さんが1人も見えなかったことですね(苦笑)。試合が終わってKUDOさんが「四方に礼をして帰りな」とボソッと言ってくれて、それで初めて最前列のお客さんが見えました。それまでは本当にリング上の相手しか見えなかった。

――デビュー戦、上野選手から勝ちました。それは覚えていますか?

吉村:試合後、映像を何度か観ているので。「あぁ、こんな感じやったんや…」と(笑)。

――そして2017年に竹下幸之介選手と石井慧介選手とのKO-D無差別級戦直後に「いつどこ挑戦権」を使い竹下選手に挑戦しました。

吉村:これまでも何回かシングルで戦っているけど、竹下とは他の人と試合をする時と別のスイッチが入るというか、戦うモードが変わっちゃいますね。試合前に結構考えて「こういう形でこういう風にして組み立てよう」と思っていても、竹下の入場曲を聴くと頭に血が上ります。必死とはまた違う、「こいつを倒す。倒したい。倒さないと…」だけになる特別な感情です。

――それはシングルでもタッグでも同じですか?

吉村:特にシングルですね。タッグは相手云々より味方がいるので意識がパートナーの方にも向かいます。でもシングルの場合は対象が1人なので抑えるのが難しいですね。

(2)に続く

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<インフォメーション>
10.12後楽園ホール「Get Alive 2021」にて吉村直巳選手とHARASHIMA選手が王者 竹下幸之介選手と勝俣瞬馬選手に挑むKO-Dタッグ選手権試合が行われます。DISASTER BOXはベルトを獲得できるのか!
また11.3大田区大会から「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」が開幕します。前回覇者 秋山準選手は吉村選手と同じAブロック。果たして今回は誰が頂点に立つのか!
詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。

また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで生配信されます。

吉村直巳 Twitter

取材・文/吉崎雅美
編集/大楽 聡詞
写真提供/DDTプロレスリング

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