レオのエースは海を渡るのか。今井達也投手が来季からのMLB挑戦に強い意欲を示している。
今季も投手陣を牽引し、自身3年連続の2桁勝利となる10勝5敗・防御率はリーグ4位の1.92と抜群の安定感を見せた。
一度9月下旬にもその意向が取り沙汰されたが、シーズン中だったこともあり「メジャーに行きたいと、一言も言ってない」と否定。しかし、後日正式に今オフにポスティングシステムによる移籍希望について言及していた。
ただ、すでに先輩の髙橋光成も今オフにポスティングでのMLB移籍希望を表明していることから、西武にとって先発の両輪が一気に抜ける可能性が浮上している。
すでにトレーナーや通訳など、移籍が容認された場合を想定して動いているという今井。秋季練習開始時に球団へ意向を伝えているが、日本シリーズ終了後に再び話し合いの場を設けられる。
今井の動向はシーズン中からアメリカでも注目を集めており、現地専門局でも名前が挙がっていた。加えて登板日にはスカウトが視察に訪れ、さらには敏腕代理人として有名なスコット・ボラス氏も高い評価を寄せていた。
ただ、球団としてはもし髙橋のポスティングを認めた場合、さらに今井の流出となると戦力ダウンは計り知れない。
昨季は91敗という球団史に残る記録で最下位に低迷。しかし、今季は途中息切れして5位にとどまったが、中盤まで3位に食い込む戦いを見せていた。
来季以降も引き続き立て直しを図るためにも今井は言うまでもなく欠かせない戦力であり、さらに平良海馬も将来的なMLB挑戦が濃厚な状況。
改めて日本シリーズ後に話し合われる場で進展はあるのか。西武にとって今季も激動のオフを迎えようとしている。
編集/まるスポ編集部
