
9.10後楽園、初挑戦でフューチャー王座奪取はならなかったが、まだまだ同王座を諦めていない“姫ゆりあ”
スターダムの注目ルーキー“姫ゆりあ”が自身が持つ個性、そしてプロレスへのひたむきな情熱について語る。デビュー1年目にして「フューチャー・オブ・スターダム王座」の壁に挑み続ける彼女が、STARS加入の経緯や、独自の「グラビアベルト」構想の真意、そして未来の目標について率直な言葉で明かした。(取材・文/大楽聡詞)
フューチャー王座の壁と、足りない「体力」
――先日、妃南選手(当時はフューチャー王者)とのフューチャー王座戦を振り返っていかがでしたか?
ゆりあ:まだ自分はフューチャーの壁を越えられないなと思いました。自分の全力を妃南選手にぶつけたつもりですが、まだまだ王者になるには足りないものがたくさんあったと振り返っています。
――具体的にどういった部分でしょうか?
ゆりあ:一番は体力面ですね。自分が攻めきらなければいけない場面で、やはり体力が足りていませんでした。気持ちはきっと最後まで負けていなかったとは思うのですが、体力的な問題で全然ついていけず、気持ちに体がついてこなくて。本当に気持ちだけで試合をしたという感覚です。

「グラビアベルト」構想とレスラーとしての個性
――その戦いに向けて、「グラビアベルト」をご自身で掲げて臨みました。レスラーとしてはデビューからまだ約9ヶ月ですが、ご自身の見せ方や表現についてはどのように分析されていますか?
ゆりあ:私はグラビアの仕事も好きでしたし、「今スターダムでグラビアをやりたい」、あるいは「やれる人は自分しかいない」と思っているんです。
だからこそ、自分の個性や好きなこと、できることをどんどんやっていきたいと思っています。
「グラビアベルト」なんて、周りも「何これ?」ってなるだろうし、「新人があまりやるべきじゃない…」など色々な意見があるとは思うんです。
でも、人と同じことをしていても埋もれてしまうだけですし、自分の得意なことをどんどんアピールしていきたいという思いがあります。