【新日本】棚橋弘至「ファイナルロード」でマスター・ワトと激突、スリングブレイドを継承へ

24日・札幌で“棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)”が行われ、マスター・ワトと激突!

24日、新日本プロレス北ガスアリーナ札幌46大会『NJPW BATTLE LINE HOKKAIDO ~Road to DESTRUCTION ~』にて、“棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)”が行われ、棚橋弘至がマスター・ワトと激突した。

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来年1月4日・東京ドームで引退する棚橋の「ファイナルロード〜継(つなぐ)〜」は「想いを伝えたい選手との対戦」がテーマ。マスター・ワトとは初シングル!

棚橋との初シングルに燃えるマスター・ワト

試合はロックアップからスタート。棚橋はグラウンドの展開に持ち込むがワトは脱出。ワトは棚橋にローキック連発、フェイスクラッシャー、ミドルキックと攻めるが、棚橋はカウント2で返す。

流れを変えたい棚橋はセカンドコーナーからサンセットフリップ、だがスリングブレイドはワトにかわされる。ワトはサムソンクラッチ、棚橋がカウント2で返す。ワトのハイキックをかわした棚橋は張り手からスリングブレイド、そしてハイフライ・アタック。最後はハイフライ・フローでワトからカウント3を奪取した。

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試合後、ワトは「ハイフライフロー……スリングブレイド……今日はこんなだったけど、ドラゴン・スープレックス……この技たちすべて、棚橋というプロレスラーに出会って始めてみた技です。

そしてツラい新日本だったその時代、ツライ新日本の時代があってそこからここまで建て戻してきた立役者。そんな姿を見て、やられてもやられても、どんだけ苦しい世界にいても立ち上がってくるその姿を、その背中を見てプロレスラーに憧れました。

俺人生の中で棚橋弘至というレスラーがいたから、間違いなくここに立っているのは棚橋弘至、彼のおかげだと思います」と棚橋への思いを語った。

ワトはバックステージで棚橋への熱い想いを口にした

一方の棚橋は「あっ! そうだ! 形見分けじゃないけど、ワトくん今日、散々俺のスリングブレイド受けたよな。使っていいよ。これからな、チャンピオンシップとか、大きなリーグ戦とか。出せよ、ここ一番で。チェンジオブペースになるから。そしたら俺が引退してもワトくんがスリングブレイド出してくれたらそこに俺の顔がちょっと浮かぶから。ファンは俺を忘れないというか……(笑)。頼んだぞ」と自らの技を継承した。

来年1.4東京ドームまで棚橋弘至の引退ロードは続く。残された時間、彼はどれだけ多くの“想い”を次世代に伝えていくのだろうか。この熱い闘いと感動のドラマは、我々の心に深く刻まれた。次の“棚橋弘至のファイナルロード~継(つなぐ)”は9.28神戸、グレート-O-カーン戦だ。

記事/まるスポ編集部

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