
明治安田J2リーグは8月31日に第28節が行われ、愛媛FCがホームにベガルタ仙台を迎えた一戦は、1-1の引き分けに終わった。愛媛は終盤までリードしていたものの、勝利をあと一歩で逃し、一方の仙台は土壇場で追いつき、勝ち点1をもぎ取った。
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試合経過
試合は序盤から愛媛が主導権を握る。前半17分、見事なパスワークから相手守備を崩すと、ゴール前への折り返しを今夏水戸から期限付き移籍で加入したフォワード(FW)前田椋介がヘディングで押し込み、先制に成功。前田にとっては移籍後初ゴールとなった。リードを許した仙台も反撃を試みるが、愛媛の堅い守備を崩せず、1-0と愛媛リードで前半を終えた。
後半に入ると仙台が猛攻を仕掛ける。愛媛の守備陣がこれを何度も跳ね返すものの、徐々に仙台のペースに。愛媛はゴールキーパー(GK)徳重健太が41歳とは思えないスーパーセーブを連発し、得点を許さない。しかし試合終了間際、愛媛がペナルティエリア内で痛恨のファウル。仙台にペナルティキック(PK)を与えてしまう。PKを獲得した山内日向太が自ら冷静にゴールを決め、土壇場で同点に追いついた。
試合結果と今後の展望
土壇場で追いついた仙台は、8月を1勝3分1敗で乗り切り、かろうじて昇格プレーオフ圏内にとどまった。9月以降の昇格争いでは、さらにペースアップが求められる。一方、愛媛は厳しい残留争いを強いられる中、上位チーム相手に貴重な勝ち点3を獲得するチャンスを逃した。引き分けとはいえ、残留を目指す上では手痛い結果となった。
両チームとも、次節まで中1週の期間があるため、この期間を活かしてリーグ終盤戦に備えることになる。
記事/まるスポ編集部