
今年で70周年を迎えたギネス世界記録が、元女子レスリング選手の吉田沙保里に「ギネス世界記録 ICON」の認定証を授与したと発表した。
「4年越しの誓い─朝倉未来、宿敵クレベルとの再戦で見せた進化と覚悟」
「ギネス世界記録 ICON」は、単なる記録達成者ではなく、その功績が社会に大きな影響を与え、多くの人々にインスピレーションを与えてきた人々を称えるものだ。これまでに、車いすテニス界のレジェンド・国枝慎吾や、世界的アーティストのテイラー・スウィフトらが認定されている。
吉田は、オリンピック3大会連続金メダル、世界選手権13連覇など、前人未到の記録を打ち立て、レスリング界を牽引してきた。その卓越した功績が認められ、今回の「ICON」認定に至った。
現在も、吉田が保持するレスリング関連のギネス世界記録は以下の4つだ。
- レスリング世界タイトル最多優勝回数(個人):16回(オリンピックと世界選手権の合計)
- レスリング世界タイトル最多優勝回数(女子):16回(オリンピックと世界選手権の合計)
- レスリング世界選手権の最多優勝回数(女子フリースタイル):13回
- オリンピック女子レスリング軽量級の金メダル最多獲得数:3回(2004、2008,2012年)
これらの偉業に加え、吉田はテレビ番組で「1分間で座って風船を割った最多数」など、ユニークな記録も達成している。
ギネスワールドレコーズジャパンオフィスの石川佳織代表は、日本オフィスにて吉田に直接認定証を手渡し、その偉大な功績を改めて称えた。
「霊長類最強」の異名で知られた吉田沙保里が、レスリング界の枠を超えて世界的な「ICON」として認められたことは、多くのスポーツファンに改めて感動と勇気を与える快挙と言えるだろう。
記事/まるスポ編集部