
パルクールの国内最高峰を決める『第6回 パルクール日本選手権』および、次世代選手の育成を目指す『パルクール・ネクストジェン選考会』が、2025年10月12日(日)に東京・有明のlivedoor URBAN SPORTS PARKにて第1日目の決勝を実施。女子フリースタイルでは永井音寧選手、男子スピードでは石田英太選手、女子スピードでは泉ひかり選手がそれぞれ優勝を飾った。
トップアスリートのハイレベルな競演
女子フリースタイルでは、永井音寧選手が創造性とアクロバティックな要素を融合させた圧巻のランで頂点に輝いた。2位に亀井彩桜選手、3位には西本心結選手が入賞し、日本の女子フリースタイルを牽引する三強の構図。男子スピードでは、石田英太選手が瞬発力と正確な動作で強豪選手を抑え見事な優勝を掴む。2位は吉川知実選手、3位は永田悠真選手が獲得する激戦の展開。女子スピードにおいては、泉ひかり選手がスピードとフローを両立させたパフォーマンスで栄冠を手にし、松原夕來選手、そしてフリースタイルでも入賞した亀井彩桜選手が続く結果となった。日本を代表するトップアスリートたちが、五輪競技の正式採用を目指すパルクールの魅力を最大限に発揮した大会初日となった。
未来を担うネクストジェン、細貝・田村が二冠達成
同時開催された『パルクール・ネクストジェン選考会』(ジュニア、U-13、U-10カテゴリー)では、未来のメダリスト候補たちが躍動的な動きを披露。特に女子のU-10カテゴリーでは細貝柚月選手、U-13カテゴリーでは田村桃花選手がスピードとフリースタイルの両種目で完全優勝を達成。次世代の絶対的なエース候補としての存在感を示す快挙となった。男子スピードではU-10鵜川海舟選手、U-13藤原颯太選手、ジュニア安達仁知選手が、それぞれ得意とする走りで勝利。男子フリースタイルでは、U-10沖本徹選手、U-13高間春馬選手、ジュニア小原諒亮選手が難度の高い技を成功させ、カテゴリー王者の称号を手にする。
若き才能の台頭が日本のパルクール界の更なる発展への期待を高めた大会初日。大会は10月13日(月・祝)までlivedoor URBAN SPORTS PARKにて続く予定だ
記事/まるスポ編集部