
6月21日、新日本プロレス「NEW JAPAN SOUL 2025」山形ビッグウイング大会が開催された。第2試合は、矢野通&YOH&マスター・ワト&永井大貴組と、成田蓮&高橋裕二郎&DOUKI&金丸義信組による8人タッグマッチ。IWGPジュニアタッグ王座を奪ったばかりのDOUKIが躍動し、H.O.Tの勢いを見せつける一戦となった。
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山形を毛嫌いする黒覆面男

H.O.Tの面々は、黒い覆面を被った“SHOらしき男”をセコンドとして帯同。すると、その黒覆面男がマイクを握り、「俺、SHOじゃねぇんだよ!」「SHO選手はルール守って山形出禁でお留守番してんだよ!」「山形はクソやな!」と挑発的な言葉を連発した。場内ブーイングの中、H.O.Tが奇襲を仕掛けてゴングが鳴った。
試合序盤、DOUKIがワトの膝を集中攻撃するが、ワトは冷静にかわして矢野へスイッチ。矢野が巧みに流れを変えようとするも、成田のイス攻撃や、場外での黒覆面男の暴走でH.O.Tが主導権を握る。金丸、DOUKI、裕二郎も連携して矢野を徹底的に痛めつけた。

中盤、YOHが登場すると空気が変わる。コーナーからのウルトラタイガードロップ、そしてDOUKIへのフライングフォーアームで反撃。しかし再び黒覆面男の妨害が入り、H.O.Tが試合を掌握。
終盤、永井が怒涛のエルボーと串刺し攻撃で畳みかけるも、DOUKIが冷静に永井の膝を攻め、ニークラッシャーからのハーフパラダイスロックでギブアップを奪取。IWGPジュニアタッグ王者としての貫禄を見せつけた。
SHOではなく“山形大嫌いマン”

試合後、DOUKIは「SHOはルール守って来なかっただけ。今日来たのは“山形大嫌いマン”だ。」とコメント。
山形大嫌いマンも「ワシは山形が生理的に無理なんじゃ!SHOもよぉ、何で来れなかったかわかるか?ルール守るのももちろんじゃけどよぉ、アイツは山形が生理的に無理なんじゃオラ!」と挑発を繰り返し、地元ファンを逆撫でした。
“山形大嫌いマン”の登場で、荒れに荒れた山形大会。次戦も波乱を予感させる展開となった。IWGPジュニアタッグ、NEVER6人タッグのベルトを手にするH.O.Tの暴走を止める術はあるのだろうか…。
記事/ミライカ