
昨年91敗を喫し、巻き返しを図っている西武。19日現在、貯金7で首位と2.5ゲーム差の3位で下馬評を覆す戦いぶりを見せている。
しかしそんな中、球界を騒がせているオンラインカジノ問題でこの日新たに西武から実名が報道された。
今回挙がったのは、外崎修汰内野手・柘植世那捕手・児玉亮涼内野手・長谷川信哉外野手の4選手。男性職員1人を含めた計5名が埼玉県警によって書類送検されたことが判明した。
この日広報部は「球団としてオンラインカジノが賭博に該当することを十分に周知できなかったことを深く反省し、ファンの皆さま、全ての関係者の皆さまに心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
また、自主申告の呼びかけを行った上で5人は埼玉県警に相談してきたことを明らかにした。それを踏まえ、
「本人らは、興味本位で利用してしまったことを深く反省しており、球団が科した制裁金の支払いも異議なく受け入れております。
球団としましては、こうした率直な申告に至った本人たちの真摯な姿勢も踏まえつつ、今後の当局の判断を注視し、その結果をもとに適切な対応を行ってまいります」とした。
球界におけるオンラインカジノ問題は、当初はオリックスの山岡泰輔投手が自首したのちに活動自粛になったところから始まった。
その後開幕までに8球団計16人の関与が判明し、所属球団から制裁金が科されてたが、開幕後も具体的な選手名が他に出ることはなかった。
しかし、5月8日に巨人のオコエ瑠偉と増田大輝の2選手がオンラインカジノで賭博を行ったとして、書類送検されたと発表。
オコエが「楽天の先輩が喫煙所でオンラインカジノをやっているのを見て始めた」と話していたことから、その楽天の選手が誰か探す動きも当時見られていた。
なお、今回発表になった4選手のうち柘植を除く3名が一軍メンバー入りしており、19日のDeNA戦に全員出場している。
長谷川と外崎はクリーンアップを担っており、長谷川は6回に5号本塁打を放ちチームの勝利に貢献した。
記事/まるスポ編集部