――SNSのコメントに「MAO選手はホームのように1番試合を楽しんでいた」と書いてあり、妙に納得しました。
MAO:確かに最初こそ「DDTから来たやつ」と新日本ファンの人もかしこまって僕を見ていたと思うんですよ。
でも、そこでDDTでのスタイルを捨てて、僕が新日本のリングに合わせたら、DDTから来た意味ない。
僕はあくまで自分の色でBOSJを戦わなきゃいけなかったし、新日本ファンの心を自分の色で塗り替えていかなきゃいけなかった。
DDTで普段通り戦っている「ありのままのMAO」をそのまま持っていかないと、やっぱ意味ないなと思ったんで。
本当いつも通りやってたら、いつも通りになっちゃったっていう感じだし。やっぱり新日本の空気に飲まれなかったのが、僕が世界中で戦ってきた経験が活きていると思います。
――MAO選手は2019年4月から海外で試合をしていますね。
MAO:今回の新日本参戦が、その集大成というか。僕は世界中、どこのリングに行っても「MAOはMAO」で、ファイトスタイルが変わることはない。
対戦相手が誰であっても、自分の雰囲気で試合するというか。もしかして他の競技をやってもそうかもしれないですね。
――どの競技でも、少し変わったことをしている気がします。
MAO:野球をやっても、僕は僕のままでいられるかもしれない。そのぐらい普段からやっていることがそのまま出ただけ。
ただ公式戦でいろんな相手と戦って、「成長したな」と感じる部分もありましたね。