
――それはやはり、プロレスを教えてもらったことへの尊敬の念があるからでしょうか?
佐々木:もちろん、師匠と弟子の関係はある。でも、実際に対戦すると「やっぱりとんでもない人だ」と感じる。
俺が入門してから20年以上経つけど、東郷さんは衰えを感じさせない。歳を重ねているはずなんだが、実力的には全然変わってない。むしろ、対戦するたびに「やっぱりとんでもないな」って改めて思う。
――まるで『スター・ウォーズ』のヨーダみたいな存在ですね。
佐々木:あぁ…ヨーダか。まあ、俺は若い頃のヨーダは知らないけどな。
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――昨年11月に対戦した際、佐々木選手が「次は師匠、シングルでやってくれよ」と対戦要求、しかし東郷選手は「5年後くらいな?」と。だから、今回のシングル戦が実現したことに驚いています。
佐々木:あれは単純に照れ隠しだったと思う。試合後のテンション的に、満足して一旦置いておきたかったんじゃないか。
でも、もしかしたら俺の実力を認めたくなくて誤魔化したのかもしれない。真意は分からないけどな。