
今年10月にデビュー20周年を迎えるDAMNATION T.Aの“カリスマ”佐々木大輔。6月18日、新宿FACE「CHARISMANIA Ⅱ(カリスマニア2)」で佐々木がどうしても叶えたかった“師匠・ディック東郷との一騎打ち”がついに実現する。2人は昨年11月、佐々木の自主興行「CHARISMANIA」にてタッグマッチで激突!そこで師匠の強さを改めて実感した佐々木は、20周年を前に“どうしても師匠との戦いを避けて通れない”と語る。自主興行「CHARISMANIA Ⅱ」を開催し、念願のシングル戦に挑む佐々木。この試合に懸ける想いとは——。(取材・文/大楽聡詞)
――自主興行「CHARISMANIA Ⅱ(カリスマニア・ツー)」が決まりました。ディック東郷選手と待望のシングルマッチが実現します。
佐々木:俺も10月でデビュー20周年。心残りってわけじゃないけど、プロレス人生でどうしてもやっておきたいことの一つが師匠超え。まだ果たしてないから、そのための一騎打ちを組みたかったんだ。
正直、DDTじゃこのカードは組まれないと思っていた。だから自分で大会をやるしかなかった。
昨年11月のカリスマニア、試合後に対戦要求をしたら断られたけど、あれは完全に拒絶されたわけじゃないと思ってた。まんざらでもない断り方だったし、だからこそ今回、こうして実現できた。

――昨年10月はタッグマッチで対戦しましたね。「やっぱり師匠は強い」と話していましたが、久しぶりに戦って感じたものは?
佐々木:うーん…正直、何も変わらない。
――プロレスラーを目指して2004年にディック東郷選手のプロレスラー養成所“SUPER CREW(スーパー・クルー)”で学び始めた頃の気持ちと、今の気持ちに違いはないですか?
佐々木:そこは全く変わらない。東郷さんに対してだけは、ずっと変わらない“何か”がある。今じゃ俺もDAMNATION T.Aを率いているが、師匠を前にすると、やっぱり変わらない感覚があるんだよな。いつも「すげえな」って思うよ。