牛島和彦さんがロッテへのトレード話を語る 「8割辞めるつもりでいた」が、思いとどまった恩人の言葉とは?

牛島和彦さんが“1対4のトレード”当時を語った.(画像はイメージ)

今月ファンを驚かせた巨人の秋広優人・大江竜聖とソフトバンクのリチャードによるトレード。3者ともに新天地で一軍の試合に出場し、新たな風を吹かせるか注目されている。

ただ、昔はさらに球界を揺るがすトレードがあった。その真相を改めて先日当事者が語っている。その語り手となったのが牛島和彦さん。YouTube「ピカイチ名古屋チャンネル」内にてエピソードが語られた。

牛島さんは79年ドラフト1位で中日に入団後、若き主力投手として早くから活躍していた。しかし86年オフ、あの移籍劇の当事者となった。

同年3度目の三冠王を獲得した球界No1打者・落合博満を何としても獲得すべく、牛島投手に加えて上川誠二・平沼定晴・桑田茂がロッテへと移籍した球史に残るトレード。

チャンネルでは牛島さんの獲得にも携わり、中日の名スカウトだった法元英明さんと共演し、当時の思い出を明かした。

牛島さんは納得できず、自宅に”籠城”しマスコミからの訪問にも出られないほどの精神状態。そんな中で、朝まで本音を語った相手が法元さんだった。

「法さん、僕辞めてもいいですかね」と8割方は引退に傾いていたという。その後に法元さんからかけられた言葉が心に響いていた。

「ユニフォーム変わっても牛っしゃんのフォーム見たかったな」

その言葉で移籍に前向きになれた牛島氏は、監督に就任したばかりの星野仙一さんの自宅でも話し合い、最終的に受諾することを決断。ロッテに移籍後もリリーフそして先発でも活躍を見せた。

牛島さんがプロ入りし45年ほど経つが、ドラゴンズという枠を超えて野球人としての絆は固く結ばれている。

記事/まるスポ編集部

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