
25日、愛知・ポートメッセなごや 第2展示館にて「BEST OF THE SUPER Jr.32」が開催。Bブロック公式戦・第5試合は、MAO vs ニック・ウェイン、4勝3敗(勝ち点8)同士の一歩も譲らぬ熱戦となった。
過去、DDTプロレスや『All Star Jr. Festival U.S.A. 2023』でも火花を散らした両者は、BOSJ公式戦で再び対峙。

試合は、開始のゴングと同時に激しい打撃戦で幕を開けた。ロープワークの攻防から、MAOのショットガンドロップキック、ウェインのシューティングスタープレスと、早い展開での技の応酬が続く。
試合中盤、ウェインのアサイDDTやハンドスプリング式カッターが炸裂。MAOも負けじと外道クラッチからの足折り固め、さらにはカナディアンデストロイヤーでウェインを突き刺し、串刺し攻撃を狙う。

終盤、攻防はさらにヒートアップ。ウェインが必殺「ウェインズ・ワールド」を繰り出すが、MAOは巧みに着地すると掟破りの「ウェインズ・ワールド」を炸裂。最後はMAOがクロスフェイス・ロックからディックキラーにつなぎ、ウェインからタップアウトを奪取した。
試合後、両者は固く握手を交わし、新日本のリングで再会した2人に、観客は大きな拍手を送った。
MAOはバックステージで「なんて、なんて青春なんでしょう。ニックと知り合ってから長いけど、ニックと試合するのは今日で4回目でした。それがまさか、BOSJの公式戦の中で、ニック・ウェインと当たる日が来るとは本当に思わなかったし、プロレスラーは何歳になっても青春ができていい職業ですね、本当に」と感慨深げに語った。
さらに「次はいよいよ最終戦。SHOをぶっ飛ばして絶対に12点目を獲って、あとは祈るだけだ。絶対に新潟でSHOをぶっ飛ばしてやる!」と力強く締めくくった。

一方、敗れたウェインは「もしさっきのが俺の最後の公式戦で、今晩脱落が決定したとしてもいい挑戦だったと思う。本当にいい挑戦だった。
覚えておいてくれ。もし俺が日本に再び来て、ニュージャパンに戻り、BOSJに出場できることがあれば、”史上最年少のBOSJ優勝者”になるんだ!」と未来への決意を示した。
この日の試合を終え、Bブロックは5勝3敗(勝ち点10)でデスペラード、YOH、MAOが首位で並ぶ展開となった。『BOSJ32』はついに最終戦を迎える。
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