山形県高校総体の個人形で優勝、個人組手で準優勝を果たし、2種目でインターハイ出場を決めた東海大学山形高校3年の青木選手
「空手で一番大切にしているのは基本です」
高校進学を控えた青木朱莉選手が東海大学山形高等学校の部活動体験を訪れた時、その練習風景に強く惹かれた。基本を丁寧に積み重ねる姿勢と、真剣に練習しながらも互いに支え合う部の雰囲気。「ここなら空手を続けられる」と感じたことが、進学を決める理由になった。
山形県高校総体では個人形優勝、個人組手準優勝を果たし、二種目でインターハイ出場を決めた東海大山形高3年の青木選手。苦手だった組手にも向き合い、競技と学業を両立してきた3年間を、本人と空手道部顧問であり担任の渡辺佳先生に聞いた。(取材・文/大楽聡詞)
テレビCMで見つけた「本当にやりたいこと」
幼い頃はどちらかといえばインドア派で、休みの日にはゲームを楽しんでいた青木選手。そんな彼女の気持ちを動かしたのが、小学2年生の頃に見たテレビCMだった。
「服飾系のCMで空手をしている女の子を見て、『かっこいいな』と。それまでフットサルや英会話など、いろいろな習い事をさせてもらいましたが、『自分もやりたい』と思ったのは空手が初めてでした」
小学3年生で道場に通い始めると、1か月ほどで市の大会に出場。空手には仮想の敵を想定して1人で行う「形(かた)」と、2人で実際に向き合って戦う「組手(くみて)」がある。
青木選手は人の動きを見ると比較的すぐに覚えられることもあり、最初に入賞したのは「形」。小学3年生の時には、早くも優勝を経験している。
「もともと形がすごく好きでした。好きなことには夢中になれるタイプだと思います」
畳の上に立つと、頼れるのは自分だけだ。形を好み、早くから結果を残してきた。
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